もしあなたが、今付き合っている相手がいる、もしくはこれから付き合う相手がいるのであれば、どのようにすれば相手と良い関係を長続きさせることができるのか知りたいのではないでしょうか?

実はうまくいっているカップルには共通する特徴があるのです。

有名なロシアの文豪レフ・トルストイも、夫婦についてこんな言葉を残しています。

すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である。

出典:「アンナ・カレーニナ」(著:レフ・トルストイ)

うまくいっているカップルの特徴とは一体何なのか?

その1つの特徴として、うまくいっているカップルは「選択理論」を上手く使っているので、パートナーと良い関係を築けていると言えます。

「選択理論」という難しい言葉がでてきましたが、これはアメリカの医学博士:ウイリアム・グラッサー博士が提唱した理論です。

「選択理論」の内容は難しいものではなく、簡単に言えば人生において、より良い選択肢を選んでいくことで人生を良くしていこうという趣旨のものです。

「選択理論」の詳細については、後ほど解説していきますが、

芸能人でいえば、仲が良い夫婦ランキングでいつも上位にくるような人達「藤井隆さん&乙葉さん」「佐々木健介さん&北斗晶さん」「ヒロミさん&松本伊代さん」などは選択理論を上手に使っているので仲が良いと言えます。

これまで結婚や人間関係に関する本を数十冊読んで実践してきましたが、パートナーと関係を築くのに「選択理論」が最も役に立つ考え方だと感じていますし、

「選択理論」が分かれば、交際がはじまる前にうまくいくカップル、うまくいかないであろうカップルを予測することもできるようになります。

非常に役に立つ知識なので、是非活用して欲しいと思います。それでは詳しくお話ししていきます。

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相手をコントロールしようとしない

相手との関係を最も壊してしまう可能性が高い行動とはどのようなものを思い浮かべますか?

具体的には以下のような7つの行動を選択してしまうと、どんなに仲の良いカップルであっても関係は次第に死滅していきます。

  1. 批判する
  2. 責める
  3. 文句を言う
  4. ガミガミ言う
  5. 脅す
  6. 罰する
  7. 自分の思い通りにしようとして褒美で釣る

もしあなたがこれらの行動を、当然の事だと思って交際相手にしているのならすぐに改めるべきです。

以前、私は相手を批判するのは、相手との関係を改善するために必要な行為だと思っており、気づいたことはすぐ批判的に相手にぶつけていました。そのため付き合っている相手と険悪なムードになることもかなり多かったのです。

振り返ってみると、相手を批判したりしてコントロールしようとするのではなく、自分の行動を改善することで相手との関係を良くするようにするべきだったのです。

その他に関係がうまくいかなくなるカップルの特徴として、相手の趣味や仕事に干渉したり、細かいことを気にし過ぎる事などが挙げられますが、

これらは全て相手をコントロールしようとするが故に、相手との関係を壊してしまっているのです。

細かいことを気にして、相手に文句を言ったり、批判することが続けば当然相手は嫌になってしまいます。

冒頭で上手くいっている芸能人夫婦を挙げましたが、これらの夫婦は、相手をむやみに批判したりとか、文句を言ったりする雰囲気が感じられないことに気づきませんか?

常日頃から周りの人に文句を言ったり、責めたりしている人は誰かと付き合ったり結婚をしても、同じことをパートナーにしてしまうので、関係が破綻してしまいやすいのです。

 

相手に思いやりを示す

うまくいっているカップルの特徴として、相手をコントロールしようとしない、という事をお話ししました。もちろん、「相手と関係を悪化させるような選択を意識して避ける」というだけでも十分に相手と良い関係を築くことができます。

これに加えて、さらに相手との関係を長続きさせ、より良くする方法があります。

それは相手に思いやりを示すことです。長期的に良い関係を気づいているカップルはこれを自然と行っていると言えます。

相手に思いやりを示す、行動には以下の7つの行動があります。

  1. 傾聴する
  2. 支援する
  3. 励ます
  4. 尊敬する
  5. 信頼する
  6. 受容する
  7. 意見の違いについては常に交渉する

関係をよくするためにはどれも当然といえば当然のことですが、中でも「意見の違いについては常に交渉する」は非常に大切な行動です。

うまくいくカップルは意見が食い違っていた場合、その都度話し合ってお互いが納得している部分が非常に大きいのです。

完璧に全ての意見が合致するカップルはいませんが、意見の違いを無視したまま進んでしまうと、どちらかに感情的なしこりが生まれることになります。そのため意見が食い違った時は、お互いに話し合って納得することが大切になるのです。

もちろんスグに解決策がみつかることもありますし、そうでない場合もあるでしょう。解決策がみつからない時は、自分から提案をすること、そして相手に「選択理論」を理解してもらい、相手ではなく自分をコントロールすることで関係を良くすることが重要だという事を理解してもらうことです。

うまくいっているカップルの特徴として、スキンシップ・愛情表現があるとか、毎日コミュニケーションをとっている等の特徴がよく挙げられます。

これらの行動は全て相手に思いやりを示すことにつながっているため、良好な良好な関係を築けているのです。

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相手の欲求(価値観)を尊重していること

人間は1人1人欲求(価値観)が異なります。自由に誰にも束縛されず生きたいという人もいれば誰かといつも一緒に暮らすことこそ幸せな人生だと考える人もいます。

うまくいくカップルは相手の欲求(価値観)を尊重し合って暮らしているのです。

人間の持っている欲求は、具体的に言えば大きく5つの欲求に分ける事ができます。

  1. 生存の欲求    安心・安全に暮らしたい
  2. 愛と所属の欲求  愛情が欲しい
  3. 力の欲求     支配したい
  4. 自由の欲求    自由でいたい
  5. 楽しみの欲求   楽しいことをしたい

これらは人間が嫌なことを避け、もっと気持ちが良いことをしたいという遺伝子から生まれる欲求です。

欲求の強弱は人それぞれなので、この価値観がカップルで合っていないと衝突が起こりやすいです。

うまくいくカップルは元々この欲求の強弱が似ているか、欲求の強さが違うのでお互いに話し合って欲求が満たし合うような付き合い方をしているかのどちらかです。

例えば、愛と所属の欲求について、女性側がかなり強く、男性側がとても弱い場合は、女性側がもっと愛情が欲しいと不満を抱える場面が多くなります。この場合には話し合って意識して男性側が愛情表現をするなどの対策が必要になります。

その他にも、男性側が自由の欲求が強くて、女性側が低い場合には、男性側が「もっと自由気ままにしたい」と不自由さを感じる場面が多くなります。こういった場合は女性側はあまり男性の行動に干渉すること無く放っておく時間を意識して作るなど工夫が大切です。

長く付き合っていくには、相手の価値観を無視するのではなく、相手の価値観を理解して尊重しあっていくことが重要なのです。

 

生理的に嫌な部分がない・少ないこと

ここからは「選択理論」ではなく、直感に関する話ですが、うまくいくカップルに共通する特徴の補足的な部分になります。

うまくいくカップルは相手に生理的に嫌な部分が無い・少ないと感じているのです。

フロリダ州立大学が135組の新婚夫婦を対象にした、4年間に渡る結婚度の満足調査では、最初の半年間でパートナーに直感的、もしくは生理的に嫌だと感じる部分があった夫婦は、4年経過しても結婚の満足度が低いことが分かっています。

つまり、交際して初期の段階(半年程度)で直感的・生理的に嫌だと感じる部分があるのであれば注意が必要ということです。

具体的な例をあげると、相手の食事の仕方がなぜか不快に感じるとか、会話していると理由は分からないけどストレスに感じることがあるなどです。

こういったところで嫌な気持ちを感じるのであれば、長期的に付き合ってもその部分の嫌な気持ちは解消されない可能性が高いかもしれません。

 

まとめ

うまくいくカップルの特徴についてお話ししてきましたが、いかがでしたか。

今日お話しした「選択理論」を活用することが、うまくいくカップルの秘訣と言えます。

是非活用してみて下さい。それではありがとうございました。