学校や会社など社会は外交的な人向けに作られている部分が非常に多く、外交的な人が有利に思えるような場面が沢山あるので、内向的な人は自信を失ったり、肩身の狭い思いをしたりすることが多いものです。

僕も内向的な人間の1人ですが、

また多くの人が持っている社会で上手くやっている人や成功者と呼ばれる人のイメージは、活発で人とのコミュニケーション能力が高く、話し上手というのが一般的です。

こういった事を考えると「内向的な人が社会で上手くやっていくことって難しいんじゃないの」と感じるかもしれません。

確かに、内向的な人が外交的な人と一緒の土俵で闘おうとすれば恐らく負けてしまうか、あまり良い成果は期待できないでしょう。

だからこそ内向的な人は自分のフィールドで闘う事が重要になります。つまり内向的な人が内向的な人独自の土俵で闘えば社会的に十分成功することができるのです。

そこで今回は、内向的な性格の人はどんな仕事で力を発揮しやすいのか?またどんなふうに仕事に取り組めば成果をあげやすいのか?についてお話ししていきます。

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内向的な人の脳には外交的な人とは違う特性がある

内向的な人と外交的な人では脳の働き方に違いがあり、それが内向的か外交的かをある程度決定していると言われています。(性格の概ね50%程度が遺伝と言われている)

内向的な人の脳の特性が分かると外交的な人と内向的な人とでは社会で成功する方法が違うのだと理解することができます。

そこでまずはじめに内向的な人の脳の特性の簡潔にお話ししておきます。

一言で言うと「内向的な人の脳は外交的な人の脳に比べると刺激に対して敏感」なのです。これは発達心理学者のジェローム・ケーガン教授の研究によって分かったことで。

内向的な人は外の刺激に対して敏感なので、物事に対して慎重になったり、熟考しやすくなり、時には周りの環境に神経過敏になり疲れたりすることもあります。

その反対に外交的な人の脳は刺激に対して反応が鈍いのである程度の刺激がきても動じずに、大らかで自信があるようにふるまうことができるのです。

ちなみにこの研究で、内向的な脳の特性を持つ人の割合は全体で約20%程度ということも分かった。(ちなみに外交的な脳の特性を持つ人は約40%の割合で、中間の脳の特性を持つ人の割合は約40%だった)

 

内向的な人が持つ脳の強み

内向的な人が持つ脳の特性として外部の刺激に対して敏感という事が分かってもらえたら、次にその特性から内向的な人の持つ強みを説明します。

  • 問題を熟慮することができる
  • 情感・感受性が強い
  • 孤独に対する耐性が強い
  • 圧倒的な集中力
  • 文章を書くことが自然にできる
  • 内面世界が広くクリエイティブ
  • 狭く深く付き合うことを好む
  • 1人もしくは少人数での作業で成果をあげやすい

内向的な人は脳が刺激に敏感なので、慌ただしく不安定な要素の多い外の世界よりも安全で平穏な内の世界に意識が向くようになります。

内向的な人が主に使っている脳の回路は思考や記憶・問題解決に関する回路で、この回路は長く非常に複雑という特徴があります。回路が長く複雑なので思考が回転しはじめるまでに少し時間はかかりますが、1つのことを徹底的に突き詰めて考えたりすることに向いています。

結果として物事を慎重に検討したり、深く考えることもできますし、

感受性が外交的な人に比べ強く、音楽を聞いて強く感動したり、話し相手の感情に深く共感します。

また文章を書くことで物事を表現することも得意です。話すことは、他人の目を意識する必要もありますし、1つ1つの言葉や話の流れ等をゆっくりと選ぶことが難しい行為です。その点、文章は丁寧に言葉を紡いでいくことができるので内向的な脳にとって自然なのです。

内向的な人は内面世界がとても豊かで、自分の中にもう1つ別の現実を作っていることもしばしばあります。これが想像力豊かで、他の人には無い独自の発想を生み出すのです。

周囲の環境に対して敏感な脳を持つので、周りの環境に左右されやすい特徴があるので、1人もしくは少人数での作業で成果をあげやすいです。多くの人の中で立ち回るのは内向的な人にとって集中を欠く要素が多すぎるのです。

 

内向的な人が持つ脳の弱み

次に内向的な人がもつ弱みについてお話しします。こちらも強み同様に知っておくことで自分を活かしやすくなります。

  • 複数の事を同時に処理するのが苦手
  • 突発的なアクシデントへの対処
  • 新しい環境に出会うと頭が回らなくなる
  • 沢山の人がいる場所での活動で疲弊する
  • 初対面の人との付き合い
  • 自分の世界・考えに固執してしまう

内向的な人の脳の特徴として、周囲の環境に過敏に反応しやすく、1つのことに没頭しやすいということがあります。

そのため複数の作業を同時にこなさなければならなくなったり、突発的なアクシデントなどが入ったりした時には思考が停まってしまったり、ひどく慌てふためいたりして取り乱してしまう恐れがあります。

新しい環境(人や場所等)に慣れるのにも時間がかかったり、慣れるのに苦労することが多いです。これは恐らく刺激に脳が敏感なので、新しい刺激が加わることに対して警戒し、本当にそれが大丈夫なのかを検討しようとするからでしょう。

初対面の人が大勢いる場所や、沢山の人がいる場所で注目されるような行動をしなければならない場合、過度に神経を使い疲れてしまうのです。

自分の内側の世界にいれば安全で平穏が保たれているので、自分の考え方や世界に固執しやすく頑固になりやすい一面もあります。

 

内向的な人が成果をあげるための方法

内向的な人の強みや弱みが分かったところで次に内向的な人が成果をあげるための基本的な方法をご紹介します。

内向的な人が今からご紹介する方法で仕事や作業を行えば、成果をあげやすくなり、大きく失敗してしまう可能性も下げることができます。

1つの事に集中して作業をこなすようにする

内向的な人の脳は1つの事に没頭しやすく、また没頭することで思考が進化し成果をあげやすいのです。

そのため何か新しい事をはじめようと思ったり、成果をあげたいのであれば意識的に1つのテーマに集中して作業を行うようにしてください。

これは内向的な人が社会的に成功するための基本的な戦略の1つです。

 

作業は細分化し1つずつこなすようにする

複数の事を同時に処理したり、さばくことは苦手なので、もし複数の作業を同時にこなす必要がでた場合は、作業を細かく分けるようにして下さい。

ゴチャゴチャしたまま同時並行で作業をこなさなければならない、思考が追いつかなくなったり、混乱しやすくなります。

落ち着いて自分が手を付けやすいと感じるレベルまで作業を細分化してから、1つずつ処理していくのです。

 

ありのままの自分を認めること

メンタルの部分の話になりますが、内向的な人は自信を失ったり、無理に外交的に振る舞わなければいけないと思ってしまいがちです。

これは社会が外交的な人に向けて作られていることや、内向的な人ゆえの繊細な感情からくるものです。

しかし、本来の自分を否定して生きても楽しく過ごすことは絶対にできません。本来の自分ではなく別の誰かになろうと振る舞っても、苦しくなるだけです。

大切なのはあるがままの自分を認めて受け入れ、その上で行動することです。本来の自分を大切にして、自分の良さを活かすように行動することで道が開けてくるのです。

 

没頭できる作業環境を作ること

没頭できる環境に置かれた時、内向的な人は驚異的な集中力と成果をあげることができます。

逆に外部の刺激が多いような環境で作業をすると効率が著しく落ちます。良くも悪くも周りの環境に左右されやすいのが内向的な人なのです。

そのため仕事や作業をする時は慣れ親しんだ気が散らない環境で行うことをオススメします。

人それぞれ快適な環境は異なりますが、カフェの決まった席かもしれませんし、自宅の一室かもしれません。

 

大好きな分野に力を注ぐ

自分の好きな事に取り組んだ時、内向的な人は類まれなクリエイティブさを発揮することができます。

内向的な人はいつも何かしら思考や想像を膨らましたりしている所があるので、好きな分野があると、そのテーマに沿ってほぼ24時間考えることになります。

そのため他の人が全く気付かない新たな発想を産んだり、着実に成果をあげることができるのです。

また好きな分野に取り組むことで、内向的な人の弱点を自然と克服することもできる可能性があります。

いつもは内向的で喋らない人が、自分の得意分野の話になると目の色を変えて話しはじめることがあるでしょう。好きな事に没頭することで、過度に慎重になってしまう特徴を越えることができるのです。

 

自分のエネルギー状態を把握しておく

内向的な人が外に出て活動する場合自分のエネルギー状態を把握しておく必要があります。

というのも内向的な人は外交的な人と違い、外に出て多くの人と交わりながら活動することで自分のエネルギーをどんどんと消費していってしまうからです。これは内向的な人と外交的な人が主に使っている神経伝達物質が異なるためです。ちなみに外交的な人は反対に外に出て活動的な行動を取れば取るほどエネルギーが溜まる側面を持っています。

ボク個人の経験をお話すると、大学に通っているとき、なぜか分からないけど疲労感が溜まっていきました。特に活動的な事をしているわけではないにも関わらずです。

当時は分かりませんでしたが、知らない人が大勢いる大学の講義に出る事で、周りの環境に対して敏感になり、色々と考えたりしてしまいエネルギーを無意識に消耗してしまっていたからでした。

そのため内向的な人はちょっと疲れたなと感じたら、一人でリラックスできる開放的な環境に移動してエネルギーを充電するようにして下さい。そうしなければクタクタに疲れてやつれたような状態になり、良いパフォーマンスをあげることが難しくなります。

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内向的な人が仕事をする時してはいけないこと

次に内向的な人が仕事のパフォーマンスを落としてしまう行動について解説します。

元々外交的な人のように振る舞う

内向的な性質を持っているにも関わらず、外交的に振る舞うことを続けた場合大抵の場合燃え尽きるか動けなくなるほど疲弊してしまいます。

もちろん内向的な性質を持っていても、一時的に外交的に行動することはあるでしょう。

しかし、長期間にわたって無理をして外交的に振る舞い続ければ破綻するということです。

何故なら外交的な人は外交的に振る舞うことでエネルギーを充電することができるのですが、内向的な人が外交的に振る舞うと自分のエネルギーを著しく消耗してしまう場合があるからです。

例えば、明るく活発に大勢の初対面の人とコミュニケーションを取る場合、外交的なことはこの交流からエネルギーを蓄える性質がありますが、内向的な人はエネルギーが使われてしまうのです。(それが楽しい会話であったとしてもです)

 

自分のエネルギー状態に気を使わずに行動する

内向的な人は自分のエネルギーの状態に気を使いましょう。社会は外交的な人が有利になるように作られている場面が多いです。

そのため知らず知らずのうちに自分のエネルギーを使ってしまいがちです。

もし「何故だか分からないけど疲れた」と感じたら、それは身体がエネルギーが不足し始めたというサインですので、努めて休息を取るようにして下さい。

 

中途半端に色々な分野に取り組む

内向的な脳の特徴を活かしたいのであれば、1つの事に集中して取り組むことが大切です。長期的なプロジェクトや1つのテーマに特化した作業などで成果をあげやすいのです。

いろいろな事に手を出しても最初はスロースターターで物事の処理が遅かったり、なかなか新しい事に対応できないことも多いのです。しかしエンジンがかかってからは他の人よりも知識や記憶・記憶などの面で凌駕しやすいという特徴があります。

そういった意味で内向的な人は大器晩成の側面があるといっても良いかもしれません。

 

複数の作業を同時に処理しようとする

内向的な人は複数の事を同時に作業するのが苦手です。

もしこういった状況に陥った場合頭が真っ白になってフリーズするか、おどおどしたり、挙動不審になってしまうかもしれません。

僕も過去に色々な事を複数やらないといけない状況が降り掛かって来た時、焦ったり動揺しやすいと感じる面があり頭が働かなくなってしまった経験があります。

そんな時は1つ1つに物事を分解し、着実にこなすようにしましょう。

 

内向的な脳の特徴が活かしやすい仕事

内向的な特徴が活かしやすい仕事についてご紹介します。

基本的に内向的な人は他の邪魔が入らず自分の裁量で、作業に没頭できるような職種に向いています。

 

プログラマー・SE

プログラミング言語を修得する必要がありますが、プログラマーやSEはパソコンに向かってプログラムを構築する作業が主になるので内向的な人に向いています。

どのようなプログラムが必要か顧客にヒアリングしたりするスキルも必要な場合があるので、基本的なコミュニケーションスキルもそういった場合必要とされます。

 

ライター・記者・ジャーナリスト

文章を主に書く仕事です。

文章は自分の思考と向き合いながら言葉をつむいでいきます。これはいつも内向的な人の脳がおこなっている作業なので、自然に行うことができるのです。

その他掲載メディアにもよりますが、文章を書く時は多くの場合裏付けとなる取材やインタビューが必要となるので、ヒアリングのスキルも求められます。

 

アーティスト(芸術家・音楽家など)

アーティストは自分の内面世界に浸りながら様々なインスピレーションを受け、それを音楽にしたり芸術に表現します。

そのためアーティストは例外なく自己の内面世界が広大です。

外の現実世界に対する敏感さや繊細な感覚も必要となるので、内向的な脳はアーティスティックな活動に最適なのです。

 

デザイナー

アーティストと同じ理由からデザイナーも内向的な人に向いている職業と言えます。

デザイナーといっても無数にありウェブデザイナー、ファッションデザイナー、インテリアデザイナー等など挙げればきりがありません。

どのデザイナーでも構いませんが、共通して必要なスキルは豊かな感受性であり、これを内向的な人はすでに持っているのです。

 

哲学者・学者・研究者・思想家

何に興味があるのかによって異なりますが、内向的な人は研究者になることも非常に向いています。

人間の心理に興味があれば心理学を追求し、人間の生き方に興味があれば哲学や思想に傾倒するでしょう。

思考することは内向的な人にとっては呼吸するのと同じくらい当たり前のことなので没頭し成果をあげることができるのです。

 

エンジニア

内向的な人の興味の対象が「モノを作ること」である場合エンジニアになることも良い案です。

恐らく作りたいモノがあるなら、朝から晩までそれに没頭することができるでしょう。

しかも、エンジニアであれば他の邪魔が入ることなくモノを作ること自体に専念することができるのでそれも向いているポイントです。

 

職人

エンジニアと同様の理由で「何かの職人」になるのも内向的な人に向いています。

日本は中小企業の数が非常に多く伝統工芸や、昔からの町工場などには職人さんが無数にいます。

そういった場所で1つの技術を極めることも良いプランなのです。

 

トレーダー

内向的な人はリスクや危険を察知してどの程度リスクがあるのかを慎重に考慮することができます。

そういった面からするとトレーダーは向いています。

自分の裁量でトレードを判断することができ、また事前にある程度リスクやリターンを決定して臨むことができるからです。

またトレーダーに欠かせない資質として、心理的に過剰に嬉しがったり悲しがったりすること無く、冷静に投資できることが重要です。

その点で内向的な人は過度に興奮しにくいので向いているのです。

 

ギャンブラー

ギャンブラーもトレーダーと同様の理由から内向的な人に向いています。

リスクとリターンを慎重に見極め予測する特徴と、心理的にブレない姿勢がギャンブルで勝つことを近づけてくれるのです。

 

会計・経理

数字の好き嫌いもありますが、会計や経理も内向的な人向きの職業です。

数字と向き合って没頭することができますし、経理は数字がきちんと合っているかが重要になってくるので、慎重な性格の内向的な脳の性質が活きるのです。

 

小説家・作家・脚本家

小説家や作家・脚本家は内向的な人に適任の職業です。

もちろん才能の有無がモノを言う部分はありますが、想像力を駆使した世界を文章におこしていく作業は内向的な人にとってごく自然におこなえる行為なのです。

 

プロゲーマー

近年、プロゲーマーと呼ばれる職業が生まれました。

プロゲーマーの仕事はゲームの大会で勝ち賞金を得たり、自分が勝つことでスポンサーの広告塔となることです。色々なジャンルのゲームがありますが、プロゲーマーが活躍する代表的なものが格闘ゲームやシューティングゲームです。

ゲーム技術の向上にひたすら取り組み、1人没頭して練習することが必要となります。またゲームの世界という1つの事に特化して作業することになるのでこれも内向的な人に向いている要素と言えます。

 

プロ棋士

将棋の棋士や囲碁の棋士も内向的な人に向いています。

恐らくですが、非常に多くの棋士が内向的な脳を持っているのではないかと感じます。

何故なら棋士は頭の中で無数の手を考える必要があるからです。トップ棋士になると数百手先まで予測しているとも言われています。

もちろん修練の賜物とは思いますが、やはり内向的な脳を持っているからこそできることではないかと感じます。

 

内向的な脳を持ち成功している有名人

内向的な脳を持ち成功している有名人を挙げていきます。

なぜ内向的な脳を持っていると判断したのかは、その有名人の方が語ったエピソードのいくつかが内向的な脳を持つ人の特徴にピタリとハマっていたからです。

またそれらの有名人はどこか落ち着いた雰囲気を持ち、内向的な人の特色が活かせる職業に就いている場合が多かったです。

内向的な特性を持ち成功している有名人を知ることで、内向的な人に自身を持ってもらえたらうれしいですね。

 

ピース又吉(芸人・小説家)

ピースとして芸人の活動をしながら小説「火花」を執筆芥川賞を受賞したことで話題になりました。

大変な読書家で月に10冊は本を読み、普段は物静かですが、親しい友人に対しては良く喋る性格だそうです。また服のセンスが良く、よしもとオシャレ芸人ランキングでは1位を獲得したことも数回あります。その他音楽も好きで月にCDを数十枚購入し聴いているそうです。

芸人で又吉さんのような性格は珍しく、派手さはないがらもセンスの有る一言で笑いをとるスタイルです。

 

橋田壽賀子(脚本家)

橋田壽賀子さんと言えば、「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」などの大ヒットを記録したTVシリーズの脚本家として有名な方です。

なぜ橋田壽賀子さんを内向的な人だと判断したのかですが、一見すると橋田壽賀子さんは社交性が高くはつらつとしているので所謂内向的な人ではないように思えますが、

僕が内向的だと判断した理由は2つあり1つは脚本家という職業についていること、そしてもう1つはテレビ出演をされた際の会話の中で「1日のうち1人でいる時間がないと疲れちゃうから、必ず1人でいる時間を作るようにしている」という発言があったからです。

橋田壽賀子さんのお家は非常に広く様々な役割のお手伝いさんが6人位働いているようなのですが、「家に人がずっといると疲れる」という理由から午前中だけでお手伝いさんは全員帰してしまうそうです。

 

Daigo(メンタリスト )

メンタリストとして人の心理を専門に扱っているDaigoさんも内向的な性格です。

Daigoさん自身、自分自身の性格について色々と書籍を読んだり研究されたことがあるそうです。そしてご自身が内向的な性格であることを自覚していて、一度に複数の事をするのは苦手だったり、慎重に考えてから話したり等、バッチリと内向的な特徴に一致するそうです。

ちなみにDaigoさんが言っていたのは、内向的な人が外交的な特徴を身につければ最強だということです。内向的な脳の特徴の思慮深さと外交的な面を身につければ勝てるものはないということです。

そのためには自分のコアとなる大好きな事に没頭することで、内向的でありながら自然と外交的に振る舞うことができるということです。

 

羽生善治(プロ棋士)

プロ棋士である羽生善治さんも内向的な脳をお持ちだと思います。

棋士という職業で大成功を収めておられますし、羽生さんはテレビでインタビューなどで質問される時、「う〜ん」と少し間が合ってから答えることが多いです。

これは内向的な人にみられる特徴で、一旦質問された事にたいして自分の中で「適切な言葉」を探す間があるのです。

 

堀北真希(女優)

女優の堀北真希さんはかなり内向的な側面があるのではと感じています。

内向的な特徴をあらわすエピソードとして、以下のような発言をされています。

「別に一人でも楽しいので。大勢で集まったりするのが苦手なんですよ。」

「喋るのが遅いんです。考えている間に相手が・・・」

「小学生の頃は人見知りする性格で、自分に意識を向けられるのが本当に苦手。日直の前日は本当にお腹が痛かった。」

共演者の中居正広さんから(共演中)「僕とだけじゃなく誰とも喋らないんですよ。ずっと一人でいる。」

沢山の注目をあび、環境も目まぐるしく変わる芸能界で活躍するのは堀北さんにとってストレスとなる部分も多かったのではないかと個人的には推測します。

しかし、堀北さんは自分の性格は大切にしつつ、持ち前の用意周到な性格を活かし、演技の練習を重ね女優として大成したのだと思います。

 

前田敦子(アイドル・女優)

元AKBの前田敦子さんも意外ですが内向的な性格の持ち主のようです。

人見知りで周りの人に自分から話しかけれない性格。

エピソードとして秋元康さんから「センターに1番向いていない」と言われる。「君がセンター」と告げられると、あまりの嫌さに号泣したそう。

 

堺雅人(俳優)

笑顔が特徴的な俳優として大成功を収めている堺雅人さんですが、内向的な特性をお持ちのかただと思います。

子供の頃は読書が好きで、自由研究などにも没頭し1つのテーマについて深く調べ上げていたそうです。また妻の菅野美穂さんからは「役を学者のように研究していくタイプ」と評されています。

持ち前の気質を活かし、丹念に役を調べ、作り上げられた役作りが評価されているのですね。

 

まとめ

 

ここまで内向的な人の特徴や成功するための方法について述べてきました。

僕自身内向的な性格に偏っていて、昔は色々と性格にコンプレックスがありました。しかし、内向的な性格を活かすことが人生を楽しむためのコツだと気がついてから自分の性格には悩まなくなりました。

個人的な願いとして、内向的な人が多く活躍する社会になって欲しいと思っています。

なぜなら内向的な人が多く活躍すれば、いま内向的な性格で自分に悩んでいる人の希望になることができるからです。

社会は外交的な人向けに作られており、外交的な性格が良いという価値観も根強くありますが、内向的な人はそういった声に負けず自分の性格を大切にし、自身を持って生きて欲しいと思うのです。

それではここまでありがとうございました。