内向的な人というとどんなイメージを持っていますか?
表面的な印象から外交的な人と比べ内向的な人はどちらかと言えばネガティブなイメージを持たれることの方が多いと思います。
自分が内向的だと自負している人は、自分の性格に悩んだり・苦労した経験がある人も多いのではないでしょうか。
かくいう僕も内向的な性格であることを自認していて、過去には自分の性格に不満を持ったり、「外交的な自分になれたらなあ」と愚痴を言ったりしていました。
しかし、少し時間はかかったのですが、内向的な人には外交的な人には無いポジティブな面が多くあることに気がついたり、性格には良いも悪いも無くそれを活かすには自分次第だと思うようになってから自分の性格を好きになれたのです。
内向的な人は無理に外交的になる必要はありません。(僕も過去に無理に外交的な性格になろうとしてみましたが、段々と気持ちが苦しくなってダメでした 苦笑)
この記事では僕がどうやって内向的な自分を好きになり自分に自信を持つことができたのか、その方法を詳しくご紹介します。
自分の性格を好きになれば毎日を心穏やかに楽しく過ごせるようになれます。
内向的な自分に悩んでいる人は自分の内面のポジティブな側面を知り、楽しい人生を送って欲しいです。
この文章を読むことで自分に自信を持って貰うことができたらと思います。
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Contents
内向的な人は自分の性格に悩む必要は絶対に無い!
過去に僕が自分の性格についてどんなことで悩んでいたのかというと、
- 他愛もない世間話が苦手
- 飲み会など大人数の集まりが苦手(特に見ず知らずの人が集まる場合)
- 感情表現が苦手
- 口数が普段から少ないゆえに口下手で誤解されやすい
- 周囲の目を気にしすぎてしまう
- 変化が激しい場所にいくと非常に疲れる
といったことで悩んでいました。
恐らく多くの内向的な人は僕と同じようなことで悩み、そして自分のことを責めてしまっている人も多いのではないかと思うのです。
しかし、その悩みや自分を責めてしまうことは見当外れであり、あなたはそうする必要は全くありません。
むしろ自分を責めたり自分の性格に悩むことは自ら状況を悪くしているのと同じです。
無理に外交的な人間になろうとしなくていいのです。
他人になろうとしなくて良いのです。というかそもそもそれは自然の摂理に反しているというか、自分を活かすことが自分も幸せになり周りも幸せになる方法で
もしあなたが無理に外交的にふるまったとしても、ゆくゆくは無理がたたって続かなくなります。それではダメで、結局幸せになれません。
元々性格には良いも悪いも無い!
そもそも性格には良いも悪いもありません。
ある性格に対して後から色々な感情やイメージを付け足していったに過ぎず
もし性格に良い悪いがあるとしたら、自分でこれは良い性格、これは悪い性格と決めつけていっただけです。
あなたが悩んでいる自分の性格、例えば口下手や他愛もない世間話が苦手といったことは自分がその性格に対してネガティブな感情を抱いているだけなのです。
コインの表裏のように、物事には2面性があり、一方から見れば良いことも反対からみれば悪く見えることがあるのです。
口下手という特徴も、口下手なのは頭のなかで様々なことを色々な面から考えるために言葉を選ぶのが難しいと感じているのかもしれません。しかし、反対からみると思慮に富んだ性格であり、文章を書いたりクリエイティブな素晴らしい才能がある可能性があります。
自分の性格にネガティブなイメージが作られるプロセス
人間がどうやって自分の性格に対してポジティブなイメージやネガティブな感情をなぜ抱くようになるのかというと、
自分の性格によって自分が嫌な気持ちになったり、周りに迷惑をかけてしまったと感じるような出来事が積み重なり、自分に対して否定的になるからです。
例えば 学校で口下手な性格のために周りの人と打ち解けることができず、いじめられたり、友達がいなかった経験があると、自分の性格に対してネガティブなイメージを抱くようになります。
そして次第に自分の性格を責めるようになっていくのです。
学校や社会の中で内向的な人は不利に感じてしまう場面が多い
外交的な人の方が内向的な人に比べて性格的にポジティブなイメージを抱きやすいのもここに原因があります。
率直に言って、一見すると学校や社会では外交的な人に対して有利に映ったり華やかにみえる場面が少なくありません。
外交的な性格を持つ人は学校ではクラスで人気者になったり、友達が多くできたり、またコミュニケーション力が長けている場合が多いので、社会に出てからも会社などで孤立しにくい場合が多いのです。
一方で内向的な人は意識が自分の内面に向くことが多いので、外交的なコミュニケーションはそこまで得意ではないという特徴があります(もちろん得意な人もいますが)
そのため友人ができにくかったり、周りの人に誤解されたり、孤立しやすいことがあるのです。
しかし、いまあなたが自分の内向的な性格を責め、つらい気持ちになっていたとしても、その状況は変えることができます。
実際、僕も自分の性格を責めていた頃は自分を変えられるなんて思っていませんでしたが、変えることができたのです。
ですからあなたも僕と同じように変わることができます。
それではどうやって変わることができたのかについてお話しします。
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内向的な人が自分に自信を持つ方法
僕がどうやって自分の性格を好きになり自信を持つことができるようになったのかですが、今から述べる3つの事に気づき、実践していったからです。
自分の性格が好きか嫌いか良いか悪いかは自分で決めていい
まず1つ目ですが、自分の性格が良いか悪いかは他人が決めるものではなく、自分で決めて良いということに気づいたからです。
これはある本を読んでいて気づいたことですが、そもそもこの世界にあること全て絶対的に正しいものなんてありません。
芸能人で美人と言われている人も江戸時代であればブスであったかもしれません。江戸時代では面長で切れ長の一重、おちょぼ口の女性が美人と言われたからです。
つまり絶対的な基準なんてこの世に1つも無いのです。
いる世界が変われば良いと思えていたことが悪いことになる可能性があるのです。
ある会社で正しいことは別の会社では間違いかもしれないのです。
他人の示した基準に惑わされて自分の性格にネガティブな感情を持つ必要はありません。他人の尺度や社会的な基準はあくまで他の誰かの定めた1つの基準にすぎません
全ては自分がどう思うか次第なのです。
1番良くないのが他の誰かの基準にそって、自分の性格を否定することです。そうすると自分に自信が無くなっていき
自信を失ってしまうと、恐れや不安から身動きがとれなくなってしまうのです。
だから他人から自分の性格を否定するような事を言われてもその言葉は決して受け入れてはいけません。
自分の性格を無理に好きになれとは言いませんが、まずは自分の性格を否定したりするのはやめて、自分をそういう存在だと思って、自分を活かすように生きていけばよいのです。
ちなみに自分の性格の特徴について詳しく知りたい方は以下の本を読んでみると良いですよ。自分の性格の特徴的な資質を知ることができます。
自分にポジティブな言葉をかけるようにする
「価値観は自分が自分自身に語りかける言葉によって作られる」のです。
自分に対して否定的な言葉をかけ続けているとそれが習慣化し、段々と自分の自己イメージがネガティブなものになっていきます。
内向的で自分に自信の無い人は、失敗した時や思い通りにならない時
「自分はなんてダメなヤツなんだ」「もっと〇〇な性格だったら良かった」
こんな言葉を唱えてしまいます。しかしこういった言葉を言っても1つも良いことはありません。
もし言ってしまったとしても
「今のは自分らしくなかったな、今度は〇〇をして上手くいくようにしよう!」
こんなふうにすぐに言い直すようにして下さい。
自分に対してポジティブな言葉をかけ続けていると次第に自分の自己イメージが高まり、自然と自分に自信を持つことができるようになれます。
これは絶対に実践して欲しいです。効果絶大ですので。
はじめてスグには実感できないかもしれませんが、数週間から遅くとも2,3ヶ月以内に効果を実感することができます。
自分の性格を受け入れてくれる人を周りに置く
自分に自信を持つために大切なのが自分の性格を受け入れてくれる人を周りに置くことです。
逆に言えば自分を否定してくるような人と一緒にいてはいけません。
自分の性格を受け入れてくれる人に積極的に近づいていくのです。
先程言いましたが価値観は自分が自分自身にかける言葉によって決まります。
しかし、他人から悪口を言われ続けてもその言葉を受け入れず、自分にポジティブな言葉をかけ続けるなんて芸当は普通できません。
周りの人の影響を私たちは少なからず受けるものです。
もし周りに四六時中あなたを否定する人ばかりがいるとしたら、自分自身にかける言葉もネガティブなものになってしまう可能性が高まります。
上司のパワハラによって自殺した人というニュースがよく報道されますが、これは毎日「バカだ」「マヌケだ」と否定的な言葉を浴びせられることで、次第にパワハラを受けている本人も自分自身を否定するようになり、最終的に自殺してしまうようになってしまったのではないかと思うのです。
だからそういう人を周りに置かないように注意することが大切です。もし周りに嫌な奴が既にいるのならできるだけ離れるか、距離を置いて付き合うかするのです。
内向的な人が持つ際立ったポジティブな特徴
ここからは内向的な人が持つポジティブな性格的な特徴について書いていきます。
自らの性格の良い面に気づき自分の性格を活かすようにしていきましょう。
一人でいるのが苦痛でない、好きである
内向的な人は一人でいる時間を楽しむことができる人です。
誰かといないと寂しくなってしまう人もいますが、むしろ内向的な人は1人でいる時間を好みます。
特に1人で何をするわけでなくても時間を過ごすことができるのです。
頭の中で妄想・思考していることが多い
何も考えていないように見えて常に頭の中では何かを考えています。人と話している時も別のことを考えていることもあるくらいです。
思考することが日常そのものなので、じっくり考えることに対して抵抗がありません。
考えるのが他の人からすれば面倒くさいような事柄であっても、全ての選択肢を検討したりリスクを考慮していくことをごく自然にできるのです。
見ず知らずの大人数よりも少人数の集まりを好む
大勢での集まりよりも少人数での集まりを好みます。
人がたくさんいる場所だとあまり喋りませんし、感情を現して話すようなことも少ないです。
しかし少人数の集まりになると口数も多くなり、オープンに話しをするようになります。
狭く深く付き合うことを好む
基本的に広く浅く付き合うよりも狭く深く付き合うことを求めています。
話すことも他愛もない世間話よりも個人的な深い話をすることを好みます。
読書が好きである
自分の内面世界が広いため、読書などを好む傾向にあります。
読書をして思考を巡らしたり、小説などを読み空想にふけったり感情に浸ることを快感に感じています。
1つの事に集中することが得意
複数の作業を同時にこなすよりも1つの作業に集中することが得意です。
時間を忘れて1つのことに圧倒的に集中したり、こだわったりすることができるので物事にハマる事が自然にできます。
内向的なヒトが力を発揮しやすい環境・仕事
自分の性格のポジティブな側面がわかったら次にすることは、自分をもっと活かす道を考えることです。
松は松、竹は竹と外見やその特徴が違うように人間も1人1人その特徴は異なり、完璧な人なんてこの世にいませんし、どんな場所であっても力を発揮できる人なんていないのです。
とすれば、大切なのはどこで自分を活かすのかです。
それぞれ持っている特徴は異なるので十把一絡げにしてこれをすればうまくいくと言うことはできませんが、内向的な人が自分の特性を活かした場所で活動するためのコツはあります。
以下に書く例を参考に自分について省みて進路や方向性を考えてみてください。きっと良い方向に舵を切ることができます。
内向的な人が力を発揮しやすい環境とは?
例えば先の例に挙げたように内向的な人は個人的な作業や、1つの事に集中する作業に向いている傾向があります。
例えば文章を書いたり、プログラミングをしたり、デザインをしたりなどです。(挙げればキリがないほど沢山あります)
その反面、複数の事を同時に処理しなくてはならないような仕事、例えば目が回るほどの注文を受けるウェイター、不特定多数の人と毎日ひっきりなしに会わなければならない営業職(業種にもよる)などは複数の作業を同時並行して行わなければならないために、注意が散漫になり上手くこなせない可能性があります。(もちろん全ての場合に当てはまるわけではありませんが)
もし自分が内向的な人間で1つの作業に没頭するのが自分の特性で得意であると分かっていて、複数のタスクを同時にこなさなければならないような仕事をしてミスを連発しているとしたら、それは自分が苦手な分野の仕事をしていることになるかもしれません。
自分の裁量次第で作業を細かく分解し1つ1つ集中して対処できるのであればかまいませんが、ランダムに入ってくる複数作業を同時進行でこなすしかないような状態であれば問題です。
できれば1つのことに没頭できる環境を作ったほうが良いのです。
もし無理であるなら別の仕事を選ぶか試験的に副業などを試してみるのも良い案です。
これは自分の経験ではなく仲の良い友人の話ですが、その友人も僕と同じく内向的な性質を持っていて、以前は個人向けの営業の仕事をしていましたが毎日辛そうにしており、友人曰く「仕事があんまり向いてない」と結構嘆いていました。
で、結局プログラマーに心機一転、転職しましたが、それからは仕事の愚痴を言わなくなり、「仕事は割りと楽しい」という感じみたいです。
だから、今いる世界を全てと考えるのはやめて別の世界に転職するのも非常に良い選択肢になる可能性があるのです。
1番重要なのは自分自身を大切にすること
これまで内向的な人が自分に自身を持ち、自分を活かすための方法を解説してきましたが、詰まるところ1番言いたいのは「自分自身を大切にして欲しい」ということです。
自分の性格を否定したり、自分の特徴をないがしろにすることは自分を傷つける行為であり、自分を大切にできていません。
自分が自分の味方になろう
自分自身を大切にするために、あなた自身が自分の最大の味方になって下さい。
自分の味方になると言っても、自分が心の中でつぶやいている言葉を自分を励ましたり、前向きな言葉に変えるだけです。
そうすることが自分自身を大切にすることに繋がります。
イメージは心の中に喋っている自分と本来のもう1人の自分がいて、その本来の自分に対して語りかける感じです。(分かりにくくてすいません 苦笑)
自分が自分を見放したり、酷い言葉ばかりかけてしまうと、どんなに良い環境にいようがどんな場所にいようが良くなっていくことは難しくなってしまいます。
だから自分は自分の味方でいるようにして欲しいのです。
まとめ
今回、内向的な人が持つ悩みについて書いてきましたがいかがでしたか。
内向的な人の中には自信が無かったり、自分に否定的になってしまっている人が多くいます。
実際僕もそうだったので、そういった人が変わるキッカケになればと思って今回の記事を書きました。
少しでも人生が変わるキッカケになれれば幸いです。
ありがとうございました。