パチンコ・スロットを真剣にやめたいと考えているのなら、大負け・借金をした時しかやめるチャンスは訪れません

パチンコ・スロット大負けしたことは最悪なことだとも言えますが、見方を変えれば新たな人生をスタートさせる好機とも言えます。

僕が10年以上に渡るギャンブル癖から抜け出すことができたのも、大切に何年も貯めてきた貯金を全て使い借金をした時を契機としています。

(パチンコ・スロットをどうやってやめたのかは「パチンコ・スロットをやめたくても絶望的にやめれないあなたへ」に書きました。読んでみて下さい)

ギャンブル歴は10年以上あり10万円以上負けたことも何回もありますし、5万円以上の負けであれば恐らく100回以上経験していると思います。

この記事では僕が経験した大負け時のエピソードやパチンコによってどの程度借金をしたのか。また、なぜパチンコやスロットは大負け・借金した時しかやめることができないのかについて語っていきます。

これを読んでいるあなたは恐らくパチンコ・スロットで大負けして沈んでいる状態でしょう。

僕の経験談を包み隠さず暴露していくことで、あなたには同じ過ちを繰り返さないでほしい、ここでパチンコにハマっている自分の状態に気がついてギャンブルから足を洗い、本来のあなたの人生を取り戻して欲しいのです。

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パチンコ依存症だった頃の大負けした時の話をまとめてみた

僕はパチンコで10万円以上負けたことが少なくとも7回以上あります。その中でも印象に残っている時のことを思い出しまとめてみました。

今となっては何故大金を紙くず同然に使っていたのか理解できません。でも、それこそがパチンコ依存症の怖いところなんだと感じます。

とにかくパチンコの大当たりをみたくてしょうがない、ムカついて当たりが引くまでお金を使ってしまう、気がついていないかも知れませんが、こんな気持ちを抱いたことがあるなら間違いなくあなたはパチンコ依存症です。

 

海外旅行に行く前日に資金の大半をパチンコに使ってしまった話

大学生の頃友人と2人で夏休みを利用してアメリカに海外旅行に行った時の事です。

一緒に海外に行った友人は神戸、僕は九州の大学に通っていました。友人と電話で話し会いアメリカには10日間ほど滞在する予定とし、渡航費やホテル代の他に遊興費を合わせて合計20万円を持っていくことにしました。

バイト代と仕送りから節約をして、半年位コツコツ貯め海外旅行に行く前には何とか20万円を貯めることができました。

アメリカへは関西国際空港から出発することにしていたので、前日に神戸の友人の家で泊まってから行くことに。

神戸にある友人の家に到着し特に予定もなかったので、友人と海外旅行の資金でも増やすかという考えになり、友人行きつけのパチンコ屋に行くことになりました。

海外旅行に行くワクワクした気持ちと開放感、そして手元には20万円という大金があることに高揚感を覚えました。

最初はスロットを意気揚々と打っていましたが全く当たりが引けず、何と天井までもっていかれ4万円近くを1時間ちょっとで失ってしまいました

まじかよ、せっかく貯めた大切なお金が無くなってしまった・・・お金を取り戻さないと向こうで遊べなくなる

ヤバイと思った僕は大量獲得機を打つことにしました。何とか1万円使ったところであたりは引けましたが。結局全て飲まれてしまい、ここまでで合計5万円を失っていました。

それからは「もう一発逆転するしかない!」という気持ちになりパチンコを打つことにしました。何となく当たりが軽そうな台を打つことにしたのですが、結局3万円以上使っても1回も当たりはきませんでした。

イライラしながら打っている僕のところに友人が様子を見に来ました。友人は1万円ちょっと勝っていたようです、自分の状況を話すと「いやいやもうヤメとけって、冷静になれって。旅行のお金だったら貸すから、もうやめろよ

と諭された僕は我に帰り、そのまま帰宅することに。結局1日で10万円近く、大事に貯めた海外旅行資金の半分を失ってしまいました

友人宅に帰る時、あれだけ一生懸命貯めた海外旅行のためのお金を一瞬で失ってしまったことに死ぬほどの罪悪感と後悔を覚えました

 

新台のために死ぬほどお金をつぎ込んでしまった話

これは僕が社会人になってからの話で、ミリオンゴッドという機種のシリーズがありますが、その新台がでたときのことです。

近くのホールが新台入れ替え3日目で、そのホールはいつも新台入れ替えの時は、結構な確率で3日目に設定をいれるということを知っていた(僕が思っていただけですが)ので、その日は朝から新台を打つことしました。

今思うとバカだなあと思うのですが打つ前には「今日は新台を1日打ち続けてやる。設定が入ってる可能性も高いし、財布が勝つか台が勝つかの勝負をやってやる。」みたいなことを思っていました。

打ち始めましたが全く当たりが来ません。ようやく1000ゲームを超えた所で当たりがきました。金額にすると3万円ちょっとですね。

ここから盛り返せばいい。この機種は一撃があるし。」最初はこんなことを思ってました。

その当たりは少しの出玉で終わり、また1000ゲーム近くまでハマります。しかもこれもほんの少しの出玉で終了。昼過ぎくらいで、すでに6万円以上のお金を使っていました

やめようかとも考えましたが、新台なので周りに打ちたそうな人が立っていたり、まだ演出もそんなにみていないし、当たりの波がくれば楽しそうだな、ということを考え続行することにし、コンビニに行き8万円をおろしました

そこからは半ばやけになり打っている状態でした。浅い大当たりも来ましたが、全く出ず・・・・・夕方過ぎ位には天井近くまでもっていかれ、天井ギリギリで大当たり。数百枚出て終了という展開。

時間はもう21時過ぎとなり、もう逆転は絶対ないと感じ、心も体も疲れ果て帰ることに。

結局財布の中には5000円しか残っていなくて、計算してみると125000円ものお金を使っていました

帰り際、気持ち悪くなり吐き気がしました

 

大勝ちした後それ以上の金額を負けた話

僕はパチンコ・スロットで大勝ちした後、数日でそれ以上の金額を負けてしまった経験が何回もありますが、そのなかでも一番ひどかった時の事をお話しします。

かなり昔ですが、スロットでウルトラマンという機種があり、ある時5000枚出すことがありました。数千枚の出玉を出した経験があまり無かったのでかなり嬉しかったのを憶えています。

その日は帰ってからもずっとその大当たりのことを考えていました。次の日になってもその大当たりのことで頭は一杯でどうしてもパチンコがしたくなりました。

そして昨日と同じウルトラマンを打つことにしました。昨日勝ったお金が財布にはあるので、1000円のお金を使うことに全くと言っていいほど何の感情も感じず投資をしていきました

まあ浮いたお金だし、また当たりをみたい」こんなことをぼんやり思いながらお金をいれていました。

その後も打ち続けるのですが昨日とは違い全く出ず当たりも引けません。

5万円近く使い、ちょっとヤバイかなと思い、今度は大量獲得機を打つことしました。

これもなかなか当たりがこず、当たってもレギュラーばかり。「昨日みたいな当たりがくれば逆転できる」と思いながら打っていましたが、結局財布にあったお金は全てなくなり、ATMに走ってお金を引き出し当たりがくるまで打ち続けました

その日使ったお金は合計11万円で、昨日出たお金は一瞬のうちに消えてしまいました

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僕がパチンコ・スロットで負けた金額について

僕は過去に10年以上パチンコ・スロットにのめり込んでいました。どれ位の金額を浪費してきたのかをここで公開します。

ノートなどに記録はしていないので完全に正確な数字は出せませんが、概算で大学生時代、社会人初期、社会人後期に分けて計算してみたいと思います。

 

大学生時代にパチンコ・スロットで負けた金額

大学1年の終わり頃からギャンブルを始めたので、キリが良いように大学時代は大学2年から4年までの3年間パチンコをしていた期間として計算します。

大学生の頃はお金も限られていたし、死ぬほどハマっていた状態では無かったので、1ヶ月に使う金額は買ったり負けたりしながら、大体4万円位だったと思います。

計算すると4万円✕12ヶ月(年間)✕3年間=144万円

大学3年間で144万円!って自分でもびっくりしていますが、確かに仕送りとバイトのほとんどを使ってしまっている月もかなりあったのでこれぐらいの金額になっても全然おかしくないです。

144万円も使っていたなんて、かなりヤバイですね・・・

 

社会人なりたての頃(4年目まで)パチンコ・スロットで負けた金額

社会人になりたての頃は正直、忙しくてパチンコやスロットに通う暇がそこまでありませんでした。

ですがその分行くときはストレスが溜まっていたりするので、1回に使う金額が結構多かったですね。大体月に6万円位使っていたと思います。

これを社会人1年目以外(忙しくて本当にいかなかった)、2年目〜4年目の期間使っていたとすると

6万円✕12ヶ月✕3年間=216万円

144万円も合わせると、すでに400万円近く使っています・・・・・

ホントどうしようもないですよね

 

社会人5年目〜10年目パチンコ・スロットで負けた金額

社会人5年目から10年目が一番ギャンブルにハマった時期です。通う頻度も負ける金額も全て高い状態でした。

月に少なくとも8万円は使っていました。もう計算するのが怖いですが。

8万円✕12ヶ月✕5年=480万円

これまでパチンコに使ってきた額を合計すると840万円

ああ、こんなに使っていたのかと思うと悔やんでも悔やみきれません。

合計すると少なくとも800万以上のお金をギャンブルに使ってきたんですね。そしてこんなにお金を使って何も残っていないんですよ。

20代という大切な時期に、一体何をしていたんだろうと思います。

 

パチンコやスロットでできた借金について

パチンコ依存だった末期の頃はパチンコをしたいがために借金をしていました。

借りたお金は全部で50万円位ですね、最初は数万円程度を借りて給料日に返すような感じでしたが、次第にそれでは足りなくなり結局30〜50万円位まで膨れ上がりました

そこで我に帰り「このまま行けば人生がパチンコ・スロットによってダメになる」と心の底から感じ、ようやくギャンブルという長い暗闇から脱することができました。

できた借金はボーナスと給料を全て返済に当てることで何とか返済することができました。

もし借金が数百万円あったのなら自己破産までいっていたかも知れません。今思えばあそこが天国と地獄の分かれ目だったと思います

 

なぜパチンコやスロットは大負けしたときしかやめれないのか

僕はパチンコやスロットに深くのめり込んでいる人はギャンブルによって大負けしたり借金をするところまでいかないと、ギャンブルから離れることはできないと考えています

何故かと言うと、パチンコ・スロットにハマっている状態にいる時には「もっとパチンコが打ちたい」「大当たりが無性にみたい」こんな気持ちに支配され、思考が麻痺し、冷静な判断ができなくなってしまっているのですが、

ギャンブルで大負けした時・借金をした時には、ハッと我に帰り「このままではいけない」と自分を省みることができるのです。

言うなればギャンブルにハマっている時は夢の中にいるような状態で、それが大負け・借金をした時に目が覚め現実に戻るようなイメージです。

それで大事なのが、この我に帰った時にきちんとやめるための行動を起こすということです。

そのまま何もしないと、永遠にギャンブルはやめることはできません。どんなに強くギャンブルはもうしないと決意しても、次の日にはまたギャンブルに行きたい衝動にかられ、同じことを繰り返す無限のループです。

 

最後に

パチンコで大負けした時や借金をした時しかギャンブルをやめることができないというテーマでお話ししてきましたが、どれほどパチンコやスロットが怖いもので人生をダメにしてしまうのかご理解いただけましたか。

大負けしたり借金をするほどギャンブルをしてしまうのなら、あなたは間違いなくギャンブル依存症です。

ギャンブル依存症の人を待っている末路は破滅しかありません。

今ここであなたは元のギャンブルの無い人生に戻って下さい。

僕も10年間の間ギャンブルという魔の手に落ちていましたが、ギャンブルをやめる行動を起こし努力することで、自分の人生を取り戻すことができました。

本当にギャンブルから抜け出してみると、ギャンブルをしていた自分はどうしようもないな、と思えます。

あなたも行動を起こして人生を変えて下さい。

かつて僕がそうしたように。やり方は「パチンコ・スロットをやめたくても絶望的にやめれないあなたへ」に書きました。読んでみて下さい。