自分がどんな仕事がしたいのか分からない。

プライベートで好きな趣味、やりたいことも特に無い。

こんなふうに様々な場面で好きな事がない、何がやりたいのか分からないと感じている人はとても多いです。

以前の僕もそう感じていました。

楽しく仕事をしたいなら自分の好きな事を仕事にすればいいってよく聞くけど、でも自分の好きなことが分からないから困ってる。好きな事が無い人はどうすればいいの!?

こんなふうに思っていました。

しかし、いくつかの気づきを経て「やりたいことがない」「好きな事がない」というのは間違いだったということが分かったんです。

やりたいことがない、好きなことが分からないのは、そう自分が思い込んでいただけだと。

やりたいこと・好きなことは、誰でもどんな人であってもみつけることができると。

あなたが、もし以前の僕と同じようにやりたいことがないと感じているのなら、あなたは自分の好きなものやりたいことを見つけることができると断言できます。

ただし、そのためには今あなたが見ていた視点とは「少し違う視点で現実を見る」必要があるのと「好きな事を見つけるための行動」が必要になります。

それさえクリアすれば、遅かれ早かれ必ずやりたいことはみつかります。

やりたいこと・好きな事がある人生は素晴らしいです。

好きな事には怠惰に感じていた人生を楽しいものに変えることができるパワーがあります

それでは具体的にどのようにして好きな事・やりたいことをみつけていくのか、その見つけ方について話していきたいと思います。

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好きな事やりたいことは無いのではなく、まだ見つかってないだけ

仕事にしてもプライベートにしても好きな事ややりたいことがないという人は、自分には好きなものが無いと思いこんでいるだけなんです。

つまり、好きなこと・やりたいことが無いのではなく、まだ見つかっていないだけです。

やりたいことや好きな事をして活躍している人をみると、自分にはそういったものは無いからと勘違いしてしまうのも無理はない、しょうがないよなとも思います。

だって好きな事ややりたいことを自由に仕事にしている人をみると、特別な才能が必要だったり、初めから好きなものが分かっていたかのように感じてしまうから。

でもそうではなくて、そういった好きな事をしている人もある時、ふとしたきっかけや偶然から好きな事・やりたいことの取っ掛かりを掴んだに過ぎないんです。

どんな人でもイチローでもマイケル・ジャクソンでもみんなそうです。

どこかのタイミングで何かキッカケがあって、たまたまがそれが自分に合っていると気づいただけなんです。

それで、あなたがいままでの人生の流れの中でそういったものに遭遇していないのであれば、今からで遅すぎることは全くありません。

あなたも自分に合う何かを、今から見つけに行けばいい。

 

好きなこと・やりたいことは誰しも必ずある!

好きな事・やりたいことはどんな人であっても必ずあります。

なぜそう断言できるか?

それは「1人の人が生きているということは、必ず何らかの欲求を持って暮らしているということ」だからです。

(※僕の考えを先に話しておくと、「好きな事」がいきなり見つかるというよりは、「やりたいこと」をガムシャラにやっているうちに好きな事が見つかるというイメージです。)

 

マズローの欲求5段階説から人間の欲望を考えてみる

マズローの欲求5段階説をご存知ですか?下の図を見てみて下さい。

 

これはアメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した説で、人間の欲求は5つの層からなるピラミッド状になっていて、低階層(下の層)の欲求が満たされると、より高次の欲求(上の欲求)を求めるというものです。

ちなみに個々の欲求を簡単に説明すると以下の通りです。生理的欲求が最も低次の欲求で、自己実現欲求が最も高次の欲求です。

  1. 自己実現欲求(自分の能力を引き出して、創造的な活躍をしたい)
  2. 尊厳欲求  (他者から尊敬されたい、認められたい)
  3. 社会的欲求 (集団に属したり、仲間が欲しくなる)
  4. 安全欲求  (安全・無事・健康に暮らしたい)
  5. 生理的欲求 (食べたい、飲みたい、眠りたい、性的な欲求)

つまり、人間は1つの層の欲望が満たされると本能的により高次の新たな欲求を求めてしまうものなんです。

日本のように豊かな国であれば、安全欲求までは多くの人が満たされています。

しかし、それより高次の欲求が満たされていない人は多く、例えば社会的欲求が満たされていなくて、何か孤独感や不安を感じていて仲間が欲しくなったり、どこかの集団に属したいとか、尊厳欲求が満たされていなくて、誰かから必要とされたい、認められたいなどの願望を持つ人は多いのです。

だから好きな事とは言わないまでも、やりたいこと・なってみたい自分の姿は誰しも必ずあるはずなんです。

もし無いと言い切るのであれば、それは自分の感情に蓋をしているか、自分で気付かないようにしているだけです。

また高次の欲求でなくても生理的欲求や安全欲求の中でもさらに高いもの、より良いものを欲しくなることもあるはずです。これだって立派なやりたい事になり得ます。

例えば、三ツ星レストラン〇〇で最高に美味しい食事をしてみたい。(男性であれば)自分の最も理想的な女性と一夜を過ごしてみたい。

など考えれば無数にあげられるでしょう。

 

自分に幾つかの質問をしてみれば「やりたい事はある」と分かる

自分に以下のような質問をしてみて下さい。

 

・もし時間やお金が豊富にあるとしたら、いま何をしてみたいですか?

・理想の人と付き合えるとしてどんな人と付き合ってみたいですか?

・(男性であれば)できればその相手と体の関係が持てるとしたらどうしますか?

・(女性であれば)イケメンで性格が良い人と付き合いたくはないですか?

・どんな仲間・友達が欲しいですか?

・どんな家に住んでみたいですか?

・どんなふうに仕事ができたら楽しいと思いますか?

・・・・・

・・・等など

 

質問はどんなものでもいいですが、自分に色んな角度から質問をしてみて下さい。

質問をしてみると、こうなれたらいいなとかやりたいなと感じることが見つかるはずです。

ここで注意して欲しいのは、

質問や答えを考える時に「これはどうせ無理だ」と思って考えるのをやめないで欲しいということです。

無理だ。才能・お金が無いからしょうがない。と思ってしまえば答えは全く出なくなってしまいます

ですから、その思考は一旦横に置いておいて考えて見てほしいのです。

そうすればやりたいことが見えてくるはずです。

 

どうでしょうか?自分にはやりたいことが無いというのは嘘だということがお分かりいただけましたか?

もちろんこの質問をするだけで、本当に好きな事が一発で見つかるのかというとそうではありません。

自分がこうなってみたい・やってみたい事があるのは分かりましたよね。

そのやってみたい事1つ1つをこなしていくうちに好きな事は自然に見つかっていくものなんです

 

やりたいこと・好きな事が見つかるのを待っていても一生みつかることはない!

僕は以前やりたいことが見つからなくて悩んでいた時、こんなことを考えていました。

今やりたいこと・好きな事はわからないけど、これから長い人生ある時に偶然ライフワークと呼べるものが見つかるかもしれない、だから気長に待とう。」と。

・・・

以前の僕には大変残念ですが、こういった考えでは絶対に自分のやりたい事はみつかりません

何故ならこれは、「いつか理想の白馬の王子様が私の目の前に現れて自分と結婚してくれるはず」「いつか宝くじが当たるはず」と言っているのと同じことだからです。

現実にはほぼそんなことは起こりません。

残酷なようですが漫画のような出来事は待っていても起きてくれません。

もちろん、色々な事に恵まれ早い段階でやりたいこと好きなことに巡り会う人も中にはいるでしょう。

例えば将棋の藤井四段やテニスの錦織圭選手、卓球の福原愛選手などです。小さい頃に天職だと感じるものに巡り会えたり、大人になってからふとしたきっかけでライフワークに巡り会う人もいますが、それは本当にごく僅かです。

ほとんどの人は、特にやりたいことが無いまま大人になり、そのまま何となく普通の日々を過ごして老人になってしまうんです。

好きな事が見つからないまま人生を過ごしてしまった」と後悔してからでは遅いですし、無駄に人生を過ごしてしまうのは本当に勿体無いことです。

ですから「〇〇が起きたらいいなあ〜」と偶然を待つのではなく、好きな事・やりたいことが見つからないのなら、そのままボーっと立ち止まって待つのではなく、見つけるための行動を起こすことです。

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やりたいこと・好きなことの見つけ方を4ステップで解説

自分が本当に好きな事を見つけるためには行動を起こさないといけないという事をお話ししましたが、ここからは具体的にどう行動すれば自分の本当に好きな事が見つかるのか?その見つけ方について解説していきます。

好きなことの見つけ方はシンプルです。「自分がやりたいことのリストを作り、片っ端から実行していく。」これだけです。

これをしっかりと実行していくだけで必ず自分が好きな事にぶち当たります。

やりたいことリストを1つだけやれば、すぐに好きな事が見つかるのかというとそうではありませんが(100発100中とはいきません)、自分がやってみたいと思っているリストの中に、自分の好きな事は必ず隠れています。

だから自分のやりたいと思うことをとにかくこなし続けるのです。

自分が好きな事(読書や文章を書くこと)を見つけるまでにどうやったのか?その自分がやったプロセスをそのままご解説していきますので、あなたも是非試してみてください。

 

1.自分がやってみたいことを1つ残らず書き出す

まず初めに、やりたいことがない・好きなことがないという人は、紙とペンを用意して自分がやってみたいことリストを作る作業をしましょう。

箇条書きで良いので書けるだけ書いていきます。

先ほどお話ししたように、やってみたいことが浮かばないという事はあり得ません。

自分に様々な角度から質問をすれば必ず「〜したい」「〜だったらいいのに」という願望は浮かんできます。

その他にも、もし現状何かに不満を抱いているのなら、それとは逆の現状になればいいのにな〜と思うはずです、それをそのままかけばいいのです。

「願望」や「〜だったらいいのに」を思いつく限り書き出してみましょう。

大げさな目標である必要はありません。「〇〇のラーメンが食べてみたい」「新垣結衣に一度でいいから会ってみたい。」どんなことでも構いません。思いつくままに書いてみましょう。

また、紙とペンで書くと言いましたが、これはパソコンでも何でもよいです。

自分がすぐに見れて管理しやすければOKです。

ただし、やりたいことリストを作る時に注意して欲しい点が5つあるのでご説明します。

 

出来るだけ集中して勢いで一気に書ききる

やりたいことリストを作る時は、時間を決めずにじっくり取り組むのではなく、時間を決めて一気に書ききることをオススメします。

僕は何回もこのやりたいことリストを書いてきましたが、ダラダラ書いていると次第に他の事に気が散ったり、時間が経つと発想が出にくくなることに気が付きました。

そこで時間を1時間だけ書くと決めて取り組んでみたところ、集中力が増し発想や書きたいことが一気に湧いてきたんです。

始めてリストを作る場合は、試しに時間を決めずにやってみてもよいかもしれません、それである程度どの位の時間が必要か分かったら次回からは時間を決めて一気に書ききるのが良いと思います。

やりたいことはふとした瞬間に浮かぶことがあるので、メモして置いて、やりたいことリストに随時追加していくようにしてみて下さい。

 

頭の中が空っぽになる、発想がでなくなるまで書く

やりたいことリストを作る時は頭の中が空っぽになるまで書ききって下さい

雑巾を絞るように完全になくなるまで出し切って下さい。

不思議なことに、頭の中から全て絞りだして空っぽになったかどうかは感覚でわかります。

「あ〜もう全く発想が浮かばない」

こんな感じの感覚になります。(やってみれば分かります)

書き終わってみると、かなりの疲労感と心地よい充実感に包まれますよ。

 

自分が人生のコントローラーになった気持ちで書く

やりたいことリストを書き出すときには、自分が人生のコントローラー、支配者になったつもりで書いて下さい。

人生を自由自在に操れる、こういった気持ちで書くことで日常では封印していたあなたの隠された願望などが表に出やすくなり、発想が豊かになります。

やりたいことリストを作る時は思うままに人生を操れる気持ちになって書いてみて下さい。

 

「〜が無いから。」という言い訳は考えない

リストを作る時に一番良くないのが、「〜が無いから無理なんじゃないか」と言い訳を頭の中でしてしまうことです。

これをやってしまうとほとんどの人は全く書けなくなります。

お金が無いから、才能が無いから、人脈がないから・・・やりたいことリストを書く時は、こういったことは考えてはいけません。

これは、あなた独自の豊かな発想や感性を殺す言葉です。

こういった言葉を唱え続けている限り、あなたは一生本当に好きな事に巡り合うことができなくなります。

多くの人がこの言い訳を心の中で唱えているのを知っていますが、もしライフワークに巡り会いたいのならこの言葉は使ってはいけません。

 

頭で考えない、感覚を大事にしてペンを走らす

やりたいことリストを書く時はできるだけ理性ではなく感性を大事にペンを走らせて下さい

合理的に考えるのではなく、自分がどう感じるのかを大切に、やりたいことリストを作っていくんです。

頭で考えて書くとメリットや利点などを考えてしまいがちですが、感性に任せてザーッと書くと自分が本当にやりたいこと、隠れていた願望などがでてきやすいんです。

 

2.リストからすぐにできそうなものをピックアップしてチェックリストにする

2番目のステップはやりたいことリストが出来上がったら、そのリストからすぐにできそうなもの、数週間から数ヶ月でできそうなものをピックアップします。

そして、すぐにできそうなもの、数週間から数ヶ月で達成できそうなものに分けてリスト化します。

このリスト化はまた紙に書くと面倒なので、iPhoneやEvernoteにリストにしておくのが良いと思います。

iPhoneの方はリマインダーアプリに、名前は何でも良いですが「小目標リスト(すぐにできそうなもの)」、「中目標リスト(数週間から数ヶ月で達成できそうなもの」といった感じでリスト化すると管理しやすいです。

 

3.実行できそうなものをどんどん実行していく

ピックアップしてリスト化する作業が終わったら、次は実際に実行していきます。

「行動する」これが一番重要な作業です。

やりたいことをリスト化してみるとワクワクしませんか?その気持ちを大事に1つ1つ達成していきましょう。

どんなに沢山のやりたいことをリストにあげたとしても実行しなければ、現実は動きません

行動しなければ自分が本当に好きな事に巡り合うことはできないんです。

 

失敗してもいい、やりきることが重要

あなたがどんな目標ややりたいことリストを作っているのかは分かりませんが、書いてあることは出来る限り、実現すべく行動して下さい。

それができるかどうかは問題ではありません。やるかやらないかが一番大きな問題です。

別に失敗してもいいのです。そして、やると決めたら、自分が決めたラインまでやりきってみて下さい

中途半端にやって、やっぱりやめた!となってしまうと、後々「まだ出来たんじゃないか?」とか「もし〜だったら」など後悔ばかりが浮かんできて次に進めなくなってしまいます。

ですから成功するかどうかは別にして、次に進むためにも必ず自分が納得ラインまでやってみるようにしてください。

 

4.定期的にやりたいことリストを作る

やりたいことをリストを作って数ヶ月するとまた新たにやりたいことなどが出てきたりします。

ですので、やりたいことリストは2〜3ヶ月など自分の決めた目安で良いので定期的に見直して作るようにするのが良いです。

リストを作る→実行→リストを作る・・・このサイクルを繰り返すうちに好きな事が必ず見つかりますよ。

 

好きなことに巡り会う確率を高める方法

その他にも好きなことを見つける確率を高める方法があるのでご紹介していきます。

 

これまでやったことが無い事にチャレンジする

もし今やりたいことが無いというのであれば、今の自分の外側の世界に好きなことがあるのかもしれません。

ですから、自分がやったことが無いことや新しい事に挑戦するようにしてみてください。

新たなことにチャレンジする習慣をつけると好きな事に巡り会える確率が高くなります。

 

様々な経験の人と沢山出会う

多くの人と出会うことで自分が好きなことが分かることがあります。

特に自分とは異なる経歴や経験をしてきた人と話したり、出会うことは自分の感性を揺さぶられ、視野や感性が広がることが多いものです。

なかなか数人の人に会うだけでそういった経験をするのは難しいので、できるだけ沢山の人と会う習慣を持っているとより良いでしょう。

なかなか出会う機会が無いという人は、本の著者など興味を持った人のセミナーに出席するのがオススメです。

 

本を乱読する習慣を持つ

本を読むことで自分の好きなこと・やりたいことの発見に繋がることがあります。

本を読むことで、色んな経験や知識を自分のものとして疑似体験することができるので自分の世界が広がるのです。

良書には人の人生を変えるパワーがあります。ですが良書は出会える確率は少ないです。

実際、僕は読書が好きで沢山本を読みますが、自分にとって良い本だったな〜と感じる本は100冊あれば3〜5冊程度です。

ですから、良書を発見するために乱読することをオススメします。

 

子供の頃に好きだった事を詳細に振り返ってみる

「自分が子供の頃に好きだった事が、自分の本当に好きなことである場合が多い。」

これは様々な本などでも述べられているところですし、自分もそう思います。自分が子供の頃好きだった事を振り返ってみると今と繋がっていると思うことが多いです。

僕は昔から本を読むことが好きでした。中学・高校と一気に本を読まなくなりましたが、大人になりまた本に触れるとやっぱり本を読むのって楽しいなと感じるんです。

思い出してみると、あなたもそういったものがあるはずです。

 

まとめ

好きなこと・やりたいことの見つけ方というテーマで語ってきましたがいかがでしたか?

率直に言って、本当に自分が好きなことはすぐにぱっと見つかるものではないと思っておいた方がいいです。

好きな事が見つかる過程をイメージすると、やってみたいことと1つ1つ向き合って進んでいきながら、じわ~っと「何かこれやってる時凄く楽しいな」と感じるものがでてきて、次第に「これってオレの好きなことかもしれないな」と納得していく感じです

僕は文章を書いている時にそういった気持ちになって、文章を書くことが好きなんだと気がつきました。

好きな事を発見した時、いきなり燃え上がるような情熱を感じれば分かりやすいんですが、実際には静かにメラメラと燃えている消えない炎を感じるような感じでちょっと分かりにくいんです。(表現も分かりにくくてすいません 苦笑)

是非今日ご紹介した、好きなこと・やりたいことの見つけ方を参考にして、本当に好きな事を発見して欲しいと思います。

それではここまでありがとうございました。