僕は過去に10年以上パチンコにハマり、最終的には依存症レベルまで嵌まり込んでいました。

しかし、ある時を境にパチンコ屋に行くことをやめました。

パチンコをやめた結果、僕に何が起こったのか?

一言で言えばいいことばかり。というか、良いことしかありませんでした。笑

パチンコ・スロットをしている時はパチンコ・スロットを「好きだ」とか「楽しい」からやりたいと思っていたのですが、今振り返ってみると、それは全くの間違いだったと分かります。

あの時感じていた「好き」とか「楽しい」というのはパチンコに依存的になっているから「そう思っていた」だけなのです。

試しにお金も何も賭けない状態で、パチンコ・スロットを永遠と回す事を想像してみて下さい。

これが「楽しい」「好き」だと純粋に思えるのなら、本当にそうなのかもしれません。

しかし大抵の人はあまりの不毛さにすぐ席を立ちたくなるはずです。

パチンコをやめた結果、どんな事が自分に起きたかについてお話していきます。

 

貯金をすることができるようになった

パチンコをやめると間違いなく少ないお金で暮らすことができるようになります。その結果毎月貯金をすることができるようになりました。

パチンコをしなくなって思うのは、楽しんで暮らすためにそこまでのお金はかからないということです。お金をかけなくても楽しんで過ごす方法はいくらでもあるのです。

パチンコは1日数万円ものお金が湯水の如く消えていく異常な世界です。

もちろんそれだけ使っても全く問題ない収入の持ち主であれば良いですが、そういった人は多くはないはずです。

給料から生活費などを差し引き、自由に使えるお金は毎月数万円程度という方がほとんどでしょう。

パチンコをしているとそういったお金が数日、下手をすれば1日で失くなってしまうのですから、パチンコに通っていれば貯金ができないのは当たり前です。

毎月貯金をすることのメリットはお金が貯まるという金銭的な面もありますが、精神的な面も非常に大きいです。

貯金をすることで心に余裕ができるようになるのです。余裕があるというのは素晴らしいもので、生活に潤いを与えてくれます。

精神的に安心して暮らせるようになった

パチンコをやめた事で、精神的に落ち着いて暮らすことができるようになりました。

パチンコにハマっていると、パチンコをしたくて約束を破ったり、勝った負けたで喜んだり落ち込んだり、パチンコのお金を工面する事で頭が一杯になったり・・・等など精神的に不安的になることが多くなります。

特に負けが込んでいる時は「次の給料日までどうやって暮らそう・・・」などと追い詰められた気持ちになったり、イライラして周りに当たり散らしてしまうこともあります。

パチンコで負けるといつも思うのは「もうこれで、パチンコはやめよう」ですが、その決意が守られる事はなく、「やめなくてはいけないでも辞められない」というループを永遠と繰り返すことになります。

パチンコ依存の人はこういった事から、次第に自分への自信を失い、人生に対して希望を持て無くなる傾向にあります。

パチンコをやめればこういったものから一切解放され、穏やかな生活を送る事ができるようになるのです。

ギャンブルの無い生活はパチンコにハマっている人からすると刺激のないつまらない生活のように思えるかもしれません。しかし、実際にはギャンブルにハマっている人が異常な状態に陥っているのでそう思えるだけなのです。

ギャンブル中毒になると、ギャンブルをした時に脳から普通以上のドーパミンが過剰に放出されることが分かっています。人間にとってドーパミンは快楽ですから、ギャンブルを強力に求めるようになります。

ギャンブルにハマった人の末路は例に漏れず悲惨です。

ギャンブルをしていなかった頃の自分を思い出して欲しいですし、ギャンブルをしていなければ今どういう人生を歩んでいるだろうか?と考えてみてほしいなと思います。

重要なことに使える時間・お金が増えた

ギャンブルで1ヶ月にどの位のお金を使っていますか?

厚労省が2018年に発表した、日本におけるギャンブル依存性の患者は成人の2.8%、つまり約280万人程度です。

ギャンブルと言っても主な内訳はパチンコ・スロットがほとんどです。

そういった人達がギャンブルに1ヶ月に平均してどの程度お金を使っているかというと大体「5万8000円」だそうです。

5万8000円というと一般的な感覚するとかなりの大金ですよね。

また頻度は週に1〜3回程度という人が約8割を占め、平均プレイ時間は1回につき4〜5時間程度、月にすると約40時間程度ということです。

パチンコ・スロットをやめるだけで、これらのお金と時間を全て別の事に使うことができます。

これだけの時間があれば何ができるでしょうか?

国内旅行であれば大抵の場所に行くことができます。海外だって近場であれば可能です。

興味ある趣味の道具を大抵揃えることができるでしょう。

勉強やスキルアップをしたいと思えば、毎月6万円以上する学校やオンライン学校なんてほぼありませんから、大抵のものは受講したりする事ができます。

パチンコに振り分けているお金や時間というのは、他に向ければ人生が変わる位のインパクトがあるのです。

実際自分もパチンコをしていた時間やお金を、本を購入する費用や新たな趣味・交際費等に回すようにしたところ充実した時間を過ごせるようになっていきました。

健康問題が改善した

パチンコを長期間に渡っておこなうのは健康上間違いなくマイナスです。

実際僕はパチンコで座り過ぎてしまい、腰痛を発症しヘルニアになってしまいました。

またパチンコ・スロットをしている人は一般の基準よりも喫煙率が3割程度高いと言われています。パチンコ屋に入ると、タバコのモワモワしたニオイで充満しているのがわかりますよね。

吸う人も吸わない人もパチンコ屋にいるだけで副流煙を否応なく吸うことになります。

パチンコ屋に通わなくなってから腰痛は改善し、タバコもやめることができました。

多分あのままギャンブル通いを続けていたら、腰の手術が必要になったり、後に肺がんとかになっていたのかなと思っています。

運動をするようになった

パチンコをやめてからランニングをするようになりました。

はじめは何気なしに始めましたが、今ではフルマラソンを完走しようという目標もでき楽しんでいます。

パチンコにハマっているとそれ以外の優先度が下がるので、パチンコ依存症の人で運動等を定期的に取り組んでいるという人はほぼほぼいないと思います。運動をする位ならパチンコ屋に行くという感じですよね。

運動をすると精神的にも前向きになれますし、体の調子も良くなり良い感じで毎日を送ることができるようになれます。

人生を楽しむことができるようになった

パチンコ・スロットにハマっていると、頭の中はパチンコ・スロットのことが多くを占めるようになり、当たりをみたいという一時的な快楽ばかりを求めるようになります。

パチンコをしている時は興奮状態にあるので楽しんでいるように感じますが、自宅に帰り冷静になると空虚な何もない自分にむなしくなるのです。

ギャンブルという一時的な快楽を追求する刹那的な生き方をしていたのでは、人生が本当の意味で楽しくなっていくことはありません。

僕もパチンコから離れてみて、落ち着いて仕事や趣味、運動などに取り組んでいくうち、人生が楽しいと感じるようになっていきました。この楽しさはギャンブルのように急激なものではなく落ち込むこともない、揺るぎなくじんわりとした種類の楽しさです。

そういうじんわりとした楽しさが人生にとって凄く重要なのだと思うのです。

自分の将来について考えることができるようになった

ギャンブルにハマっている人は目先の事にしか興味がいかなくなります。

自分の台、目の前の演出、自分の当たり、自分の玉(メダル)・・・・そういった事ばかりに目を向けた結果、自分の将来がなおざり(いい加減、おろそか)になります。

そして、ふとした瞬間に「自分はこのままで大丈夫だろうか?」と漠然とした不安に襲われることになるのです。

ギャンブルにハマっているということは、自分の人生(将来)と向き合うことを避け続けて、人生が停滞しているのと同じです。

ギャンブルをやめることで自然と自分の将来と向き合うことができるようになり、自分の人生が前に進んでいきます。

そうすると少しずつ将来に対して希望というか、何か兆しがみえてくるようになるのです。

パチンコの刺激はまやかしでしかない

パチンコの楽しさというのは詰まる所まやかしでしかありません。

楽しいと思って永遠とギャンブルを繰り返していると、気がつけば人生がどん詰まりという状態にもなりかねません。まあ行き着く先が良いものでないのは確かです。

僕自身振り返ってみると、今日お話したような事がパチンコをやめてから起こり、パチンコをやめた事で人生が好転していくきっかけになりました。