パチンコはやめようと思っても、中毒性がありなかなかやめることができないものです。

私自身、今ではパチンコから離れられていますが、過去にはパチンコ・スロットをやめようと思いましたが、何度もやめることができなかったという経験があります。

では、パチンコをやめた人はどのようなきっかけでパチンコをやめたのでしょうか?

ここでは僕自身の経験も含め、実際にパチンコをやめた人がどのようなきっかけで、やめることができたのかついてお話していきます。

他の没頭できる事を見つけたから

パチンコ以外に没頭できる趣味ややりたい事に出会ったのをきっかけに、自然とパチンコから離れていくことがあります。

僕はゲームが好きで、高校・大学とゲームをしている時は徹夜でやり続けるのも当たり前で、眠くて寝落ちするまでプレイしていました。

社会人になりパチンコをするようになってからゲームはほとんどしなくなったのですが、ある時好きなゲームの続編が出るという情報を聞き、本体とソフトを購入してやってみることにしました。

久しぶりにゲームをプレイしてみるとゲームの進化に驚きました。昔はネット対戦などありませんでしたが、今では世界の人と対戦したり一緒にゲームをしたりすることができたり、ゲームのグラフィックやシステム等も以前とは比べ物にならないくらい向上していました。

そんな進化したゲームに触るのが楽しくて、気がつけば昔のようにのめり込んでいました。

そうしてゲームにハマる日々を続けるうちに、パチンコの事を考えたり、足を運ぶ事は段々と無くなっていきました。

パチンコをやめたいという時には、以前ハマった事があるものや、興味がある事に取り組んでみると良いと思います。他の何かにハマることでパチンコから離れる事ができるようになれます。

友人・知人とやめる約束をした

これも自分の話ですが、パチンコに行っている友人・知人とパチンコをやめる約束をするのも効果がありました。

ちなみに約束する人の対象に家族はNGです。パチンコ依存の人はパチンコに行っている事を家族に隠そうとしますし、「パチンコには行っていない」と嘘をつくのが当たり前になっているところがあるからです。

だから約束する人は、自分と同じくパチンコにハマっている友人・知人です。できればある一定の頻度で会う友人が好ましいです。

一定の頻度で会う友人と約束をすることによって、会うたびに「パチンコに行ってないよな?」と確認でき、お互いにパチンコに行く事を抑制するができます。

僕の場合は、会社の先輩と「パチンコに行ったら5万円を支払う」という約束をしました。

上司とは毎日顔を合わせますし、僕は田舎に住んでいるのでパチンコ屋の店舗数もそこまで多くなく、頻度高くどこかのパチンコ屋に行けば会社の人に会ったり、友人に出会ったりして、スグにパチンコ屋に行っているという情報が伝わる可能性は高いのです。

だからパチンコに行きたくても、「絶対行ったら分かるだろうな」と怖くなって行くことを思い留まることができ、パチンコをしなくなっていきました。

身近にいまお話したような知人・友人がいれば約束をしてみるのもパチンコ抑止に効果的だと思います。

大負けをしたから

長期間ギャンブルにハマっていて、ギャンブルから足を洗うことができた人の中にはコテンパンに負けた事がキッカケだったという人も一定数います。

ギャンブルで勝つと大半の人は心が浮つき、自分が勝ったこと、増えたお金、当たりの快感、もっと演出がみたいと考え、ギャンブルに行きたくて仕方なくなります。

しかも以前勝ったお金が残っているので、パチンコ・スロットを打つ種銭も十分にある状態ですから、また次回行ってしまう可能性は非常に高いです。

だからギャンブルで勝ってから、ギャンブルをやめるのは凄く難しいと僕は思っています。

僕自身ギャンブルで勝った時は、これでもうやめにしようと思っていても、暫くするとまたパチンコ・スロットをしに行ってしまいました。

こういった経験から思うのは、大負けしたり、連続して大敗したときこそギャンブルをやめることができるという事です。

大負けすると、必ず激しい後悔が襲ってきますし落ち込みます。お金も必要以上に使っていますから、種銭も無いか少ない状態です。

こういった状態になって初めて、自分を省みて辞める方向に舵を切っていけると思うのです。

ただし、暫く時間が経つと、負けた痛みや反省を忘れ、給料なども入ってきたりして、必ずギャンブルをしたくなるタイミングが訪れるので、継続して辞めるためにはそこを乗り越える必要がありますが・・・

忙しくて打てなくなったから

パチンコを打ってしまう原因の1つに暇な時間が沢山あることが挙げられます。

パチンコに行く人は自由な時間を持て余している人とも言えるかもしれません。

仕事の内容や役職が変化したり結婚したりなど、環境の変化から忙しくなり、パチンコの事を考えたり行く暇がなくなって、次第に行く頻度が少なくなる場合があります。

パチンコをやめるために約束事や、やるべき事を詰め込んで忙しい状態にすることもパチンコをやめる1つの方法なのです。

勝てる台がなくなったから

以前は30分〜1時間もあれば数千枚の出玉スピードの機種が主流で、高設定となると機械割が高いものも多くありました。(だからといって勝てるわけではありませんが・・・)

遊技人口も非常に多く、1日回されていない台というのはごく少数でした。またお客が沢山いるということは、店側からすると魅せ台として設定もある程度入れやすくなります。

しかし、現在のホール状況は1日0回転という台も珍しくない感じです。

また台が回っていないということは、期待値を狙ったハイエナも当然しにくくなりますから、打てる台というのも少なくなります。

これらの事からパチンコ・スロットは勝てなくなったと感じ離れていく人が大勢いました。

確かに純粋に負けたくない・勝ちためにパチンコをしたい人達にとってみれば、現状の状態はかなり厳しい状態です。

4号機の頃から今までずっとパチンコをし続けているという人は、パチンコに勝つ・お金を増やしたいという目的ではなく、ただ少しでも楽しみたいという目的で通っている人が多いのかもしれません。

つまらなくなったから

ギャンブルには賭けるお金・戻ってくるお金の上下が、激しければ激しいほど燃え上がる性質があります。

先にも書きましたが、現在のスロット・パチスロは昔に比べると射幸性は下がっています。

以前は1時間で10万円分の出玉があったり、6、7万円近くお金を使って2000ゲームほど回しても当たりが無いということも平気でありました。

現在は当たりを多くした分1回あたりの出玉は少なくなっていますから、昔からすると刺激は少なくなっています。

演出自体は非常に派手になっていますが、射幸性が下がった結果、刺激がない=つまらないと感じて離れていく人達も多くいます。

自助グループに参加しだしてから

日本にはギャンブル依存症のための自助グループとしてグループギャンブラーズ・アノニマス(GA)があります。

ギャンブラーズ・アノニマスはアメリカ発祥であり、無料で参加することができます。現在では世界各国にあり、日本では全ての県にはありませんが、主要都市を始めとして多くの県で活動が行なわれています。

私も参加したことがありますが、匿名で自分の素性などを明かす必要もなく参加できるのが良いです。

ギャンブラーズ・アノニマスの会合は地域によって異なりますが、毎週行なわれています。

もし近くで開催されているのであれば試しに参加をしてみるとギャンブルから足を洗う強いキッカケになると思います。

ギャンブルから抜け出す最も良い方法は、対面で直接ギャンブル依存症の人達の話を聞くことです。お互いに依存した経緯や抜け出しつつある現場を共有することによって段々とギャンブルに対する意識が変わっていきやめることができるようになるのです。

パチンコをやめたいならとにかく行動を

パチンコをやめたキッカケは人によって様々です。

これからパチンコをやめようと考えている人は、今日ご紹介した方法のどれでも良いので試してみましょう。

頭で考えているだけだとスグにギャンブルに走ってしまうので、考えるよりもやめるために行動をまずはしてみて欲しいと思います。