何となくこなす仕事、何となく過ぎていくプライベートに日々が埋もれてしまうと毎日がつまらなくなったり張り合いのなさを感じる事があります。

そんな時、何かに没頭して夢中になっている人をみると輝いて見え羨ましく思うものです。

現実には寝食を忘れるほど夢中になれるものがある、という人の数はあまり多くありません。

僕の大学時代を振り返ってみると周りにいる人で夢中になれる趣味や仕事などを持っている人はほとんどいなくて、何となく授業に出てバイトをしてサークル行って友達と遊んで・・・という人が大半でした。(自分もそうでした)

大人になってから仕事やプライベートで沢山の人に会いましたが、多くの人は(そこまで夢中ではない)仕事や家庭の事に時間を費やしていて、没頭して何かにハマっている大人に会う事はほとんどありません。

夢中になれるものを持っている人はその他大勢の人と何が違い、一体どうすれば夢中になれるものをみつける事ができるのでしょうか?

この記事は「夢中になれるものをみつけたい!」と思い夢中になれる対象を見つけようとしているけれど、どうやって探したら良いのか分からなくて悩んでいるという人に向けて書きます。

夢中になれるものがあるというのは素晴らしいと思います。

僕もいくつか夢中になれるものを持っていますが(後ほどお話していきますが)、没頭できるものを持っているだけで楽しく人生を送れたり、ワクワク感や生きがいを感じる事ができます。

是非あなたも以下の記事を参考に夢中になれるものを探してみて下さい。

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夢中になれるものは本能的に分かる

人は夢中になれるものに出会うと、頭で分かるというよりは感覚とか本能的で分かるものです。

Apple創業者スティーブ・ジョブズが行った有名なスピーチの中にもこんな言葉あります。

好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。すばらしい恋愛と同じように、時間がたつごとによくなっていくものです。だから、探し続けてください。絶対に、立ち尽くしてはいけません。

米スタンフォード大卒業式(2005年6月)

夢中になれるものを見つけたいのであれば探して「出会う事」ができさえすれば良いのです。

しかし1つ問題があります。

それは自分の中に世間体を気にするなどの様々なメンタルブロック(後ほどお話していきますが)を持っていると、夢中になれるものが目の前に会ったとしてもそれに気づけなくなるという事です。

夢中になれるものをしている時は、ただそれをしているだけで何となく充実した気持ちになれたり満足感を得る事ができます。

僕は人間はそれぞれ何かしら自分に合うものを持っていると考えています。

人と話す事が何より好きな人、人を笑わせるのが好きな人、ものを作る事が好きな人、ものを修理することが好きな人、体を動かすのが好きな人・・・など

喜びや心地よさを感じるポイントは人それぞれであり何をしている時が心地良いのかは本人しか分かりません。

子供の頃は自分が楽しいとか心地よいと感じるものを本能的に選んでやっている事が多いのですが、大人になるにつれて「やるだけ無駄」とか「これをしたら周りからどう思われるだろうか」などと本能とか直感を邪魔する考えが入り込んでくるのです。

そういった本能を邪魔する要因について以下で解説していきます。

 

世間体を気にしないこと

夢中になれるものをみつけるためには「周りからこれをやったらどう思われるだろうか?」という世間体を気にしない事が重要です。

世間体を気にしていると「自分がやりたい事」よりも「周りからの評価、周りからどう思われるか」の方を重視して行動するようになります。

その結果いつまで経っても自分のやりたい事がみえてこなくなってしまうのです。

以前の記事にも書きましたが、僕のハマれる趣味の1つに造形(粘土で人物や生物、キャラクターなどを作る)があります。

多分僕が世間体を重視して考える習慣を持っていれば、造形は僕の趣味の1つにはならなかったでしょう。

「造形」というのは世間的にみればオタクっぽくて、マニアックな人がやるものという見方を持っている人が結構多いです。

簡単に言うと世間的には「造形をやる人=変な奴」というイメージなわけです。

だから世間体を気にしていれば、造形をしてみようと考えつかなかったかもしれませんし、頭の中に「造形をする事」が浮かんできたとしても無意識に否定して消してしまったでしょう。

もし本当に夢中になりたい事をみつけたいのなら、まずは世間体を気にしないように生活することを心がけて欲しいと思います。

ちなみに世間体を気にしない生き方をするための参考記事を書いたので是非見てみて下さい。

→  世間体を気にせず自分に正直に生きる人生に私がどうやってなれたのか?

 

自分の欲求に素直になること

世間体を気にしない事を心がけたら、次にするのは自分の欲求に素直になる事です。

自分の欲求に素直になる事で自分が夢中になれるものに出会うことができるようになれるのです。

少しでも「やってみたい!」「こうしてみたい!」という気持ちが湧いてきたら、それを素直に実行してみるようにしましょう。

私達はとかく自分の素直な気持ちに対して、「やっても無駄」「でも・・・だって・・・」という感じでスグに蓋をしてしまいます。

もしその先に夢中になれるものがあったとしても、これでは見つかるはずがありません。

「できるかどうか」「上手くいくか」「ちゃんとやれるか」「意味があるか」といった頭で考えた事は一旦横に置いておき、自分の欲求に素直に行動をしてみましょう。

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損得で考えない

夢中になれるものを探す時に「これをやったらどんなメリットがあるか?」と損得で考えると、本当に自分がやりたい事が分からなくなります。

自分が夢中になれる事って純粋にみるとそんなに意義深いものではない事も多いものです。

僕の趣味の造形だって粘土をコネコネして形を作るそれだけのものです。

「これにどんな得があるの?」と質問されても、正直得なんて考えてないし社会的に意味ある事でも当然ありません。

ただ僕が造形をするのは、粘土こねて形作っていく作業それ自体が楽しいからです。

僕は格闘ゲームが子供の頃から好きで今でもやる時は徹夜したりしますが、別にプロゲーマーを目指しているわけでも無く、損得でみれば全く得はありません。

でも格闘ゲームをやるのは純粋にそれをやっている時が楽しいからです。

何かをやってみようとする時、損得で考えるのをやめて自分がどう感じるのか?を大切にして欲しいと思うのです。

 

とにかく行動して沢山試す

冒頭の方でお話したように、夢中になれたり没頭できるものはいくら頭で考えたところでみつかるものではありません。

様々な事を試すしていくうちにみつかるものなのです。

もちろん子供の頃に一生没頭できるようなものに出会える幸運な人もいますが、そういった人はごく一部です。

普通はこっちじゃなかったあっちでもなかった・・・という感じで試行錯誤していくうちにみつかるものです。

だから沢山試して欲しいと思います。

たとえ上手くいかなかったとしても1つ1つ試した事を無駄と思うのではなく、夢中になれるものに近づいていると考える事が大切です。

僕もこれまで色々な事を試してきました(今もまだ試していますが)

スケボー、マジック、ドローイング、サッカー、ミニ四駆、DIY、ダンボール工作・・・などなど沢山試してきました

そんな中で夢中になれるもの、造形とか読書とか格闘ゲーム、文章を書くなどに出会うことができたのです。

あなたにも没頭できるものは必ずあります。それはもしかすると単純に試した数が少ないのでみつかっていないだけかもしれません。

 

まとめ

ハマったり夢中になれるものを持っていると、それだけで人生は楽しくなったりワクワクするものに変わりえます。

是非夢中になれるものをみつけて欲しいと思います。

それではありがとうございました。