「自分で決めた事すら満足に達成できないなんて、なんて自分は意志が弱いんだ」

と感じた事はありませんか?

しかし目標の途中で挫折してしまう人がいる一方で、意志が強く自分が決めた目標をどんどん達成していく人もいます。

どうしてこのような違いが出るのでしょうか?

その理由の1つとして意志が強い(ようにみえる)人は自分を上手にコントロールし目標を達成する術を身に着けているからだと言えます。

そもそも人間はとても意思が弱い生き物です。

例えばダイエット中に目の前に大好きなチョコレートパンケーキが出てきたらどんなに意思が強い人であっても我慢できずに食べてしまうものですし、

これまで数々の素晴らしい功績をあげてきたアメリカのオバマ大統領ですら、何度も「禁煙をする!」と決意しては破ることを繰り返しているのです。

どんな意志の強い人であっても「達成するぞ!」と決意を新たにしたくらいでは決めた目標を達成する事は難しいのが現実です。

目標達成の上手い人は意志の力に頼るのではなく色々な工夫をしています。

意思が弱いという人は目標達成が上手な人が行っている工夫を知り、それらの工夫を取り入れる事が「意思の弱さ」を克服する秘訣です。

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目標を達成できると信じていない

意志が弱いと感じている人は自分自身が目標を達成できると信じきれていないという特徴があります。

自分自身で目標を達成できると信じきれていないと、少しでも面倒くさいことや上手くいかないことが起こるとやらない理由や自分に都合の良い言い訳をして目標を断念してしまいやすくなります。

上手くいく可能性が高いと思われる事に対してはワクワクしてやる気が湧いてくる人は多いと思いますが、反対に失敗に終わる可能性が高い事に対してやる気が湧いてくるという人は稀でしょう。

だからこそ自分で決めた目標を「自分は達成できる」とどれだけ信じる事が出来ているのかは非常に重要になります。

目標を達成できると信じる事ができていないと「今日はちょっとやる気が起きないな〜・・・まあ今日くらい休んでも良いか!」という感じになりがちです。

逆に目標を達成する事を強く信じることができている人は「今日はちょっとやる気が起きないな〜・・・でも自分はこれを達成したいし、達成することは自分にとって凄く大切な事なんだ」と思い継続することができるのです。

目標を忘れてしまう

単純ですが目標を忘れてしまう事も目標を達成することを妨げる大きな要因となります。

人間の記憶力を過信するのは危険です。

歯を磨いたりお風呂に入る事など人間は習慣化された事は特に意識しなくても覚えていて行動する事ができますが、初めてやるような事はスグに忘れてしまいます。

ボーッと過ごしていると仕事をしたり遊んだり家事をしたりと知らない間に様々な行事が1日を覆い尽くしていき、気がついたら目標を達成する事自体忘れていたという事もよくある事です。

だから(はじめのうちは特に)目標を忘れない工夫をしましょう。

目標を忘れない工夫には例えば以下のものがあります。

  • 家の目のつく所に目標を書いた紙を貼っておく
  • スマホの待ち受けを目標を書いた画像にする
  • 寝る前に目標を書く(書いた紙を眺める)

ただしこれらの工夫も目標を達成したいという気持ちが無ければ次第に効果が出なくなってしまうので、なぜ自分は目標を達成したいのか?を明確にしておきましょう。

頭でばかり考えている

頭でばかり考えて行動が伴っていないのも意志が弱い人の特徴と言えます。

頭でばかり考えているとやる前からできない理由やリスクを考えてしまい行動する事ができなくなってしまいます。

確かにリスクを考える事も必要な事ですが、それで動けなくなってしまってはどうしようもありません。

自分が考えた事はあくまで想像上のことでしかありませんし、それが本当なのかどうかを知るためには自分で行動してみるしか無いのです。

また頭でばかり考えてしまう人は目標達成のためには行動が必要なのに、本を読んだり情報収集ばかりするようになってしまう傾向もあります。

本当に大切なことは集めた知識ではなく、目的を達成する事や成果を出す事です。

そのためには情報収集は一旦ストップして「どのようにすれば達成できるのか?」と具体的な行動を考え行動して見ることです。

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どうでも良い事に大きな労力を使っている

意志が弱いという人は他のどうでも良い事に多大なエネルギーを向けてしまっている事が非常に多いです。

人生の時間をカテゴリー分けすると「やるべき事」「やりたい事」「その他どうでも良い事」の3つに分ける事ができます。

やるべき事とは洗濯などの家事、役所への書類の提出などやらなければ生活が滞ってしまうようなものを指します。

やりたい事は自分が望んでいる目標などを指し、旅行に行く事だったり、スキルアップのための勉強、ダイエットといったものです。

その他どうでも良い事は目的もなくネットサーフィンをしたり、TVをダラダラ見たり、無駄話を誰かと長時間したりなどです。

この3つ目のどうでも良い事にエネルギーを使いすぎていると、いざ自分がやりたい事に向かおうとした時にエネルギー切れとなりやる気にならなかったり投げ出してしまいがちになってしまいます。

誘惑を排除していない

意志が弱いという人ほど自分の我慢強さ・意志の強さを信じている傾向が強いです。

つまり自分がやると覚悟を決めたら誘惑にも負けず、目標達成の最後までやりきる事ができると信じているという事です。

しかし、実際には目の前に人参がぶら下がっているのに食べずに我慢できるほど我慢強い人はいません。

逆に目標を達成する人は自分の意志の強さに疑問を持っています。

だからこそ計画の障害となるようなものはあらかじめ排除するか自分の手の届かない所におくように工夫しています。

もしあなたも目標の障害となるものがあるのであれば事前に手を出せないようにしておきましょう。

意思が弱い人と一緒にいる

人間は周りの人に(無意識のうちに)影響を受けるので、知らず知らずのうちに周りの人の行動と似た行動を取るようになります。

つまり途中で諦めたり逃げたりする人が自分の周りに多くいるのであれば、自分もそういった行動をとりやすくなるという事です。

もしあなたに達成したい事があるのであれば、周りに目標に向かって頑張っている人をおくようにすることであなたも自然と目標に向かって粘り強く取り組めるようになることができます。

まとめ

自分の周りにいる意思が強いと思われる人をよくよく観察してみると、今日お話したような事を自然と実践している可能性が非常に高いです。

意思が弱いと悩んでいる人は是非参考にして見てください。

それではありがとうございました。