何となく、いまの自分の人生に違和感を感じていたり、自分らしく人生を生きたいと望んでいても、どうすれば自分の人生を生きることができるのか、分からないことがあります。
自分らしく生きるためには、単純に自分の好きなことをすれば良いという意見もありますが、そもそも自分の本当に好きなことが分からないという人も大勢います。
こんな時、自分の人生を生きるためには具体的にどうすれば良いのでしょうか?
今回は、自分の人生を生きるためにはどんな考え方を持ち、どのような行動を取れば自分らしい人生を生きることができるのかについてお話します。
私は、今よりももっと若い頃ですが、何となく人生に違和感を感じつまらなくなり、どうすれば自分らしい人生を送ることができるのか悩んだ時期がありました。
その時に、試行錯誤の末、色々な発見や気付きを得ることがありましたので、同じ悩みを抱えている人に向けて、それらの経験をシェアしたいと思います。
人生に迷い悩んでいるという人は是非読んでみて下さい。
きっと、自分の方向性が決まるキッカケになると思いますよ。
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自分の人生を生きることは、主観で選択するということ
まずはじめに、自分らしい・自分独自の人生を歩むために最も重要な考えをお話します。
この考えをしっかりと理解してさえいれば、自分の人生を歩んでいくことはさほど難しいことではありません。
その考え方とは「自分の人生を生きることは主観で選択をすること」です。
主観というのは、自分ひとりの物事に対する見方や感じ方のことです。
人間は同じ出来事を体験したり、同じものを見たとしても、それぞれ考えることや感じることが異なります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」を見て、ある人は「最高に美しい」と感じるかもしれませんし、別の人は「高そうだな」と思うかもしれません、また別の人は「ただの女性の絵」としか感じないかもしれません。
この自分独自の感じ方・考え方のことを主観と言います。
主観には正解も不正解も、良いも悪いもありません、そこにあるのは自分の感じたこと・考えたことだけです。
主観によって人生の選択をしていくことで積み上がっていき、次第に人生はその人らしいものになっていくのです。
人生には正解もなければ、唯一上手くいく方法もない
多くの人が、自分の人生を生きるって一体どういうことなのか分からないのは、人生には客観的にみて良い人生や正解があると思わされているからだと思います。
分かりやすい例で言えば、難関大学に進学し、大企業や外資系に勤めるか、または公務員として働き、自宅を購入し、良い車を所有、家族を作って・・・というような社会的に評価されているステータスが、子供の頃から良い人生を送るための条件として必要不可欠だと思わされています。
ある程度それに沿うような形で、人生を選択してきた結果、何が自分は好きで、本当はどうしたいのかが分からなくなってしまったのではないかと思うのです。
どんな人生を選んでも上手くいかないことはある
先程も言いましたが、人生には正解もなければ、唯一上手くいく方法もありません。
ただし、どんな人生を選んだとしても、必ず上手くいかないことは起こります。
社会的に評価されている道を進んだとしても、そうでない道を選んだとしても、大失敗をしたり、向いていないと感じたり、長時間労働で疲弊したり、何かしら上手くいかないことは必ずあるのです。
もしそこで、他人の評価や誰かから決められたレールに乗って選んでしまった道であれば、他人のせいにしたり、「どうして自分ばっかり」と被害者意識が出てきます。
しかし、自分が主観的に選んだ選択であれば、それらの事を「まあ自分が選択したことだ」と心から受け入れることができるし、「じゃあ次にどうするか?」とやる気も湧いてくるのです。
この違いは、力強い人生を歩むうえで大きな違いです。前者であればヘナヘナと腑抜けになってしまうかもしれませんが、後者であれば本気で向き合うことができます。
幸せな人生は自分にしか選ぶことができない
幸せな人生を送る方法があるとすれば、それはその人が「ああ自分の人生は楽しかった、後悔はない」と満足する方向を選択して進むことだけです。
その選択は、本人にしか決めることはできません。
何故なら、何が好きか、何をやったら楽しいのか、どうすれば後悔しないのか、という事を自分以外が感じることはできないからです。
他人から、これは私が食べて最高に美味しかったから、あなたの口にも絶対合うはずと食べ物を差し出されても、それを同じ様に最高に美味しいと感じるかどうかは分からないわけです。むしろ、不味いと感じることだってあるでしょう。
就職や進学する時に、両親が良かれと思って、子供の意向を無視して進路を決定しようとすることがありますが、自分の子供とはいっても、他人にとって良い人生がどれということを選ぶことは絶対にできません。
それが合うのかどうか・やってみたいのかは子供しか分からないことであり、それをやって幸せと感じるのかどうかも他の人には全く分からないからです。
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自分の人生を選択するために大切な3つのこと
それでは、具体的に人生の選択をしていく時に重要な3つのことをお話していきます。
この3つのポイントを意識することで、後悔の無い選択をすることができるようになれます。
選択は他人に相談せず自分で決める
人生の大事な選択をする時は、どんな選択であれ他人に相談せず自分で決めるようにして下さい。
大切な事なので何回も言いますが、何が良いと感じるのかは本人にしか分かりません。だから、人生は自分で決めるより他ありません。
周りの人、特に両親は子供に自分のような人生を歩んで欲しくないからとか、理想的な道を進んで欲しいといった理由から、子供独自の価値観を尊重するのではなく、自分の考えを押し付けることがあります。
また、もし本人の選択が社会的にみればあまり評価されていないものだった場合、周りの人からは大きな反発を受けることだってあります。
これに反論をして、説き伏せるのは至難の業ですし、ほとんどの場合迷いを生じたり、反論にエネルギーを消費してしまい、自分が本当に行きたい道を諦めてしまうことになります。
どんな道であれ、進んでしまえばそこで様々な出来事と向き合って、喜び・悩み・苦しんだりするのは、他人ではなく本人です。
にも関わらず、それを他人の考えなどに左右されて決めてしまうのはおかしいことです。
死を意識する
自分の人生を生きることを考える際に「死」を意識すると、何をしたら良いのかが明確になることがあります。
これは実際に、自分の死に直面した多くの人が同じことを言っています。
例えば、iPhoneを生み出したAppleの経営者スティーブ・ジョブズも、自身が膵臓ガンになり死に直面したことで、余計なことが全て省かれ人生で何をすべきかがはっきりとしたと語っていますし、
ソフトバンクの創業者である孫正義さんも、若い頃に余命5年程の肝臓ガンに移行する可能性の高い慢性肝炎と診断され、床に伏したことがありました。その時に、自分の人生や仕事に取り組む価値観の原点を改めて考えなおすことができたと語っています。
死を意識することが大事とは言っても、普通に暮らしていれば、なかなか死を身近に感じるのは難しいものです。
そこで、自分の死を効果的にイメージできる方法があるのでご紹介します。
それは自分が、80歳位の老人になって暮らしているのを想像してみるのです。
80歳のヨボヨボの自分は一体どんなことを感じ、後悔し、何をしたかったと言っているのでしょうか?また、どんな人生であれば満足だったと思えているのでしょうか?
これを、ゆっくりとくつろげる場所で考えてみて下さい。
そうすれば、自分がいま何をしたら良いのかが分かるはずです。
周りに左右されず自分を貫く
主観的な選択の中には、他人からみれば非常にユニークにみえる選択もあるでしょう。
もしかすると、自分からみても、自分のこういった考え方はおかしいんじゃないかと疑ってしまうような選択をやってみたいと思うことがあります。
こんな時には、多くの場合、周りの目を意識して迷ったり、これで良いのかと悩んでしまうものです。
しかし、どのような選択であれ、自分が選んだことは後悔ない人生を送るうえで大切なものです。
ですから、周りに左右されずにその道を進んでみて欲しいと思います。
まとめ
自分らしい人生を生きることは、シンプルなことですが本当に実践できている人は少ないのではないかと思います。
今日お話したことを実践すれば、自分の満足行く人生を歩むことができるようになれます。
是非、実践してみてくださいね。
それでは、ありがとうございました。